監査役BLOG

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価値観

[価値観]

弊社の中年女性職員

当社の職員の半分は女性で、一バツの人が多いです。 皆選びに選び抜いて採用した人ばかりですから人柄もよく、仕事も出来ます。

年代もまちまちですが、アラフォーの独身の女性にセクハラといわれる危険を犯して質問します。 「結婚するならどんな人がよいですか?」

以外に堅実な答えが返ってきます。 決して高学歴、長身、高収入、ハンサムなどはお呼びではなく、誠実で責任感が強い人、草食系はだめで、かといってあまり男くさいのもだめなようです。 知的で包容力のある人、もしそんな人がいて、禿げていて、お腹が出ていて、ちびでめがねをかけていて、ほんとにそれでも選ぶのか?

まあ、独身の方は独身を楽しんでおられるようで、余計なお世話かもしれません。 一方独身男性となるとアラフォーの人が一人で、こちらは独身生活が良い人で参考になりません。

結婚相談所などが繁盛しており、幾つかネットで検索してみました。 私は57歳、この年代まで対象にしているサイトは其の時見つかりませんでした。

夫婦の相手は生活するうえで男女とも所得稼得能力も含め生活力が必要ですし、所得以外の生活力(忍耐力や人格)が求められます。
そのように考えると年収や性格診断テストを踏まえたマッチングは合理的に見えますが、一番大きな要素=好きかということはテストや所得ではわからないでしょう。

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[価値観]

個人の世界

営業応募者の面接をしました。 何を聞いても具体的な回答がありません。

Q.「尊敬する人はいますか?」
A.「以前勤めていた会社の部長です」
Q.「どのような点で尊敬できたのですか?」
A.「・・・・常識がある点でしょうか」
Q.「常識を持つ事がどのように尊敬につながるのですか?」
A.「・・・・・・・・・・」
Q.「質問がわかりにくいですか?」
A.「いえ、そんなことはありません」

どのような考え方をする人なのか、それを計るのが採用面接の要素のひとつと考えています。 被面接者がこのような答えをすると面接側では全く評価できません。(評価できないと言う意味は低い評価ではなく、評価が不可能、何を尊敬の基準にもっているのか判断できないと言う意味)

この被面接者は多くの友人を持っておられるそうです。 その友人との会話がどのようなものかある程度想像できますが、その会話が楽しいと言う感覚は理解できません。

何かを判断し、行動を起こすには具体的な情報が必要になります。 なにも行動を起こさないのであれば具体的な話は不要でしょう。

おそらく一緒に旅行に行く、スポーツをする、何かを作るといったことのない友人関係なのでしょう。 一緒になにもしない仲間は考え方が寄り添っていなくとも関係を維持できます。
しかし一緒に何かをする場合、考え方をすりあわせしないとけんかになってしまいます。

個人の頭の中の世界は無限の思考の海だと思います。 ある人は広がりのある海で、ある人は水溜りのようで、経験を万能とするわけではありませんが、広がりのない思考の世界から行動力は生まれないのかもしれません。

人は頭の中で知っていること、考えたことがすべてで、それ以上の存在にはなれないと思います。

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掃除

私はほぼ毎日店を掃除しています。 ダイソンの掃除機で掃除し、モップを掛けます。 店の前の道を掃きます。 毎日30分かかります。

掃除をするようになって店がきれいになり、商品に埃がたまらなくなりました。 同時に店で働く人が片づけをよくやるようになり、店の雰囲気もよくなりました。

掃除の効果かどうかわかりませんが、2年以上続け、感じたことです。

パソコンが埃を吸い込んで冷却のトラブルをおこしますが、掃除をすることでこのトラブルは起こっていないようです。

掃除や片付けは経営においても大事なことで、環境変化の中で以前行っていたことが無駄な行為で、それを延々とやっている場合があります。

無駄を省くのに作業をびっしり詰めるのも一つですが、ほんとにいらない行為や人を排除する中で経営は改善されるように思います。

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掃除

私はほぼ毎日店を掃除しています。 ダイソンの掃除機で掃除し、モップを掛けます。 店の前の道を掃きます。 毎日30分かかります。

掃除をするようになって店がきれいになり、商品に埃がたまらなくなりました。 同時に店で働く人が片づけをよくやるようになり、店の雰囲気もよくなりました。

掃除の効果かどうかわかりませんが、2年以上続け、感じたことです。

パソコンが埃を吸い込んで冷却のトラブルをおこしますが、掃除をすることでこのトラブルは起こっていないようです。

掃除や片付けは経営においても大事なことで、環境変化の中で以前行っていたことが無駄な行為で、それを延々とやっている場合があります。

無駄を省くのに作業をびっしり詰めるのも一つですが、ほんとにいらない行為や人を排除する中で経営は改善されるように思います。

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見通す力

池上 彰著の『見通す力』は著者の著名度以上によく売れている図書のようです。

本の論旨は世の中で起こっていることの意味を自分なりに検証する方法について解説されています。

情報収集→情報の深堀→仮説を立てる→検証、と新聞などから今後大きな話題になる情報を深堀し、仮説を立てるというものです。

実例としてタリバン、リーマンブラザーズ、新型インフルエンザのパンデミックスといった話題を登場させ、いつごろこれらの話題に気づき、どのように仮説を立てたかを解説しています。

情報源は新聞、雑誌、Web等ありふれたもので、気になる話題を見つけたらフォルダを作って情報を集積するというものです。
新聞情報を重視しておられ、いまどきと思うスクラップを作られています。

ここまでは私も同じことをしていますが、立てた仮説に情報の読み込みのすごさを感じます。 私も船戸与一という作家がかなり前に書いた作品を読んでいたとき、タリバンの話題が出ていて、その時はなんとも思わなかったのですが、ニュースに出てくる以前から注目している人がいるものだと感心したことがあります。

池上氏は誰でも入手できる情報でここまで見通すことが出来るし、多くの人が見通すことを放棄しないで見通すことを勧めておられます。

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社長のイメージ

社員の多くの人は会社の代表=社長に対して強い希望を持っています。 と言うかもっていると確信しています。

私に対してうちの職員は「怒ってはいけません」と遠慮がちに言います。 何か気になることがあって暗い顔をしていると、「明るい笑顔」と言います。

皆の話をよく聞き、職員を悪く言わず、穏やかで姿勢も良い、要は一般に思われる立派な人であってほしいと言うことです。

それは大変、もともと姿勢は悪く、穏やかでなくてすぐに怒り、怒鳴り散らす性格で嫌なことがあると地獄からやってきたような暗い顔をしています。

なんで自分が勤める会社の経営者が人格者である必要があるのか、会社の経営者は経営方針を誤らず、会社に利益が残り、給料が高ければよいのではと思います。
パナソニックの幹部職員が中村邦夫社長を怖くて仕方がない人だったようです。 しかし奇跡のV字回復を遂げた経営者ですから羨望と尊敬を一身に集めた人だと思います。

自分がサラリーマンをしていた時、歴代の社長は立派な人格者を目指しておられました。 しかし同業他社の中で当社だけ取り残され、大会社になれずにいました。 ベンツに乗り、ロータリークラブの開院で、業界団体の役員で、具体的な施策を出しません。

直接話したことは殆んどありませんが、個人として尊敬できる人ではありませんでした。 やはりよその会社の人間から「お前のところの社長はすごい!」と言われる人であって欲しいと思いました。

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大人の付き合い

川北義則氏の著書で「大人の『男と女』のつきあい方」が日本経済新聞に書評が掲載されていて、近鉄百貨店上本町店の書籍売り場に行きました。

入り口付近に平積みされており、どうも大変なベストセラーのようです。

題名からわかるように中高年の夫婦観、恋愛観、不倫に至るまで広範な話題が人間味豊かに書かれていました。

著者に関心をもっち『一流の男、二流の男 どこがどう違うか』を読みました。

私は北方謙三氏の小説が好きでよく読みますが、ダンディズムと男の死に方がテーマになっています。 川北義則氏の著書も少しクラシックかなと思われるダンディズムで貫かれており、草食系男子に対向して「男こうあるべし」という歯切れ良い価値観は一読に値すると思います。

珍しく書評をしてみました。

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他人と過去は変えられない

よく聞く言葉です。 職員の不正を発見した時、程度の問題もありますが、重いほうからごく軽微なものの中間ぐらいのものを発見した時、呼び出して叱責します。

本人が改心する意志を持てばよいのですが、改心の意志が確認できないときは退職させます。

と言っても一方的に退職させることは出来ません。つまり経営者としては背信行為などの不正があれば、実損の有無にかかわらず将来のリスクを回避する為排除するのが妥当です。
そうでなければいつ発生するかわからないリスクの対策に膨大な費用がかかり、職員全般を常に監視しなければなりません。 大企業では膨大なコストをかけて監視システムを働かせています。
ルールを決めればそれを破るものがおり、その排除をするか放置するかは大きな問題です。

数年前、コンビニ強盗対策で監視カメラを設置するより強盗の存在を黙認するほうがコストが少ないことから防犯カメラの設置を行わなかったことを聞いたことがあります。
私もこの考え方に賛成ですが、経営者としてはいい気分ではありません。

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謝罪の意味するもの

朝青龍が引退会見を行い、朝の番組で20分ほどの時間をかけて会見のすべてを放映されました。 その後、街角での意見、著名人の意見などが報道されました。

相撲協会理事会で引退勧告が本人になされ、本人の引退会見で、謝罪会見ではありません。 相撲ファンからすれば自らの不始末で朝青龍の勇姿が見れなくなり、「お前のせいで相撲が面白くなくなった」と思うでしょうし、元々不快に思っていた人は「やっと辞めてくれた」と思っているでしょう。

一方トヨタ自動車のプリウス不具合に対するトヨタ社長の記者会見が行われ、対応の遅さ、誤魔化そうとしたのでは、具体的対応策が無いのはなぜか、いろいろな批判、憶測が流れました。

民主党の小沢幹事長の不起訴決定に対し、野党は国会で追求すると共に、野党議員はブログで批判しているそうです。

共通して思うことは善悪の判断を追求したがること、それが属人的な問題であれば悪人かどうか、法人であれば反社会的な企業と断定したいかのごとき風潮があります。

暴力事件や政治資金管理問題は行為として法律問題で、罪かどうかは法律を根拠に罰せられるものです。 罰せられるのは行為の主体である人や会社となります。

罪の軽重は感情論で決まるのではなく、行為の厳格な調査で行われるべきで、トヨタが悪い、社長は反省していない、朝青龍は何度も事件を起している、小沢幹事長はいかにも悪そうな顔をしている等感情論が罰の軽重を左右しています。
世論の感情は無視しがたく、世界のトヨタは襟を正せとなるのでしょう。 対照的にパナソニックは石油ファンヒーターの不具合による一酸化中毒事件の対応を投書遅れたものの徹底して行い、世論の批判をかわしました。

何か罪を犯したときにそれが明らかになり、謝罪するときに当事者が世論の感情論を踏まえどのような罪を犯したのか明確に表明すること、そして謝罪し対応を表明すること、マスコミ等はいたずらに世間の感情をあおることなく、冷静に報道すべきではないかと思います。

話はミクロになりますが、会社運営においてもいても会社を代表して謝罪することがあります。 その場合担当者から何が落ち度であったか、原因を詳細に聞いて謝罪に臨みます。 謝罪のときにこれこれの不手際でどのような迷惑・不快感をかけ、申し訳ございませんでした。 つきましてはどのように対処しますまで自分で言うようにしています。
勿論、当方に落ち度が無い場合は誤解を解くべく説明をしますが、クレーマーの場合は別の対処となります。

社内の場合、私が怒ったから謝罪される場合があります。 本人は私が怒らせたから謝る、と言うものですが、本来は叱り、注意しているのに理解がされず頭にきて怒っているわけです。 怒ってしまった自分も情けないですが、何を叱られたのか理解せず謝罪する職員には失望が沸き起こります。

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劣後順位

 

先日の社内セミナーで優先順位と劣後順位の話題がありました。 仕事をする上でやるべきことを作業項目にピックアップし、やる必要性の高い順=優先順位とやらなくても良い順=劣後順位を付ける話です。

解説した営業職の人は優先順位は意識するが、劣後順位はあまり意識しないというものでした。 私は劣後順位というより、やるべきでない作業をピックアップします。 やるべきでない項目は時間があってもやるべきでなく、これを切ってしまうと残りの作業項目はすっきりします。 そして優先順位をつけられるものは付けて出来る限りすべてこなします。 始めから優先順位を付けていくと、気力が続けばやる必要の無いことまで必死にやり遂げ、その分に労力を残す為に優先度の高い項目の手を抜いたりします。
初めからやるべきでない事を抜いてしまい、残る項目が手に負えなければ自分の仕事を他の誰かに振り分けてしまいます。

個々の仕事や作業には達成水準があり、それを上回れば上回るほど後で恩恵が来るように思います。 昔なぜ日本製品が売れるのか、の解説でテレビの製造を元に解説されたことが印象的でした。 テレビを製造する時、調整する作業工程で『ここの調整ではこの基準以下に抑える』ということがあり、日本人は基準を超えてもさらによい数値になるまで調整を続けるそうです。
一方日本以外の国での製造では、基準値を超えた段階で調整をやめるそうで、調整値にばらつきが出るそうです。

自分の仕事も同じで、社員の雇用面接では出来るだけ当社に合う人材を採用しようと面接時間が長くなります。 それでより良い人材をと思うのですが、理想形がある仕事の場合、理想に叶わないものは選択できません。

前に社会保険労務士と顧問契約をするうえで当社として必要とする社会保険労務士の理想形を描き、紹介された人を次々面談してなかなか決まりませんでした。 結局7~8人紹介されてやっと決まり、探してよかったと思っています。
現在契約している社会保険労務士であればあらゆる人事労務上の問題についても相談に乗ってもらえ、結果的に最善策が取れることを確信しました。

多くのことを判断する上で、程度の問題と質の問題なのかと思います。 これを取り違えると安いからといっていらないものを買ったりしてしまうと思います。

アメリカで自動車が発明され普及するのに20年という話を聞きました。 驚くほど早いと思います。 自動車が走るには馬と違って整地された道路が必要ですし、修理工場やガソリンスタンドのインフラも必要になります。 それが20年はびっくりです。
その時期、馬を扱う人がもっと良い馬をより安く提供することを努力しているとそれはビジネスとしては成立しないものだったでしょう。

より良い馬、より安く、は程度の話し、馬対自動車は質の話、今の時代でも混同したりはき違えている人はビジネスの世界にも多いのではないでしょうか。

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