話題
大阪に帰ってきてから大阪もずいぶん寒くなりました。 写真は10月末の秋田の標高1500メートルのものです。 このような写真を見ると秋田は寒いということになりますが、ほどんどの人の想像と違いさほど秋田は寒くありません。
最近気づいたコミュニケーションでの違和感について考えてみました。 昔サラリーマンをしていた時、経理の同僚や銀行員が同じ話題をしていました。 はじめは何でそんな話題なのか経理にも銀行にも直接関係ない話題で不思議に思いました。 そのころ社長用の新聞何紙かを読む機会があり、彼らの話題が日本経済新聞一面の記事であることが解り納得しました。 ちなみに私は当時購読していたのは朝日新聞で話題としてはずれてしまいます。
TVが家からなくなり全く見なくなると話題についていけない人が出てきました。 聞くとその人は良くテレビを見るそうです。 最近はネット検索をしている人が多様な情報を話題にしてきてその人が多様な考え方をしていることに驚きます。 ネットの情報の多くは無料で新聞や書籍、TVの情報に比べて偏りがあるように思いますが、一定の事実からそうであろう推測が書かれていてなかなか興味深いものがあります。
私はというと小説は読みますがフィクションであり、事実として話題性がありません。 日本経済新聞を読みますが公表された事実のみでネットからの情報のような相手をおもんばからない評価は出てきません。 政治の世界、日本の政治家、経済、企業業績、最近では皇室の話題は驚くばかりです。 したがってネット情報の多い人と話をするといくら日経新聞を隅から隅まで読んでいても太刀打ちできません。 渡井で太刀打ちできなくてもある程度保証された情報で自ら評価するほうが正しい評価になるのではと高をくくっていましたが、無料情報恐るべしです。
私としては今さら情報洪水のネットからうまく情報を拾えないと思います。 しかし私より年上でうまく拾って株の運用に活用している人がいて驚きました。 たとえは株価予測である会社限定であれば膨大な情報から価値あるものを拾い出せるかもしれません。 例示した人はネット以外の情報も活用しているので活用制度が高まっているのでしょう。
私は時間の中で生き延びた考え方を集めて物を見る力・考え方を鍛え生きてゆこうと思っています。それはネットの世界であまり情報価値を持ちません。 ネットやTVの情報は鮮度と話題性を求めているからです。
このブログでは鮮度のある情報や話題性から遠いところにいます。 何を考えるかどのように考えるかに関心のない人は読んでも全く面白くないと思います。