監査役BLOG

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68歳の惑い

映像は近年製造中止となったヤマハのオフロードバイクです。

田舎暮らしがしたくて秋田県能代市に移住したのはすでに書きましたが、せっかく田舎に引っ越しして白神山地の麓に住みながら白神山地の散策は一度も行っていません。 行こうと思って地図を買おうとしても地図はなく、ネットに概念図はあるものの昔から山は国土地理院の2万5千分の一の地図で慣れてきたので地図がなければ計画も立てられません。

大阪に帰ってきて国土地理院のホームページで地図が無料ダウンロードのサービスをしているのに驚きました。 早速濡れても破れないコピー紙を取寄せ白神の地図をコピーしました。 能代には車もあるのですが、白神の林道や八幡平はバイクで走りたいと思い、映像のバイクを買うことにしました。

さて製造中止のバイクですから信頼できる中古車ということで大阪で買いました。 能代に配送するのに3万円掛かると言われ乗ってゆくことにしました。 最短を走っても約1,000km、しかも映像のバイクは高速走行に向いていないので基本的にした道で行くつもりです。 寄り道すれば2倍以上になります。

私は7月で68歳になり、年齢からすれば負担の大きい冒険にとなります。 もともとバイクの一人旅が好きで、そういう意味でここ数年精一杯働いた自分への褒美と思っています。 困難への不安より今まで出来なかった目の実現のイメージが大きいです。

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[言葉]

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古池や蛙飛びこむ水の音

 以前このブログで紹介しました浄土宗僧侶の従弟との話を書きました。 浄土宗の開祖は法然さん、従弟は浄土宗が個人の内面の救済に重きを置き、これに対して曹洞宗(禅宗)開祖の道元さんは社会問題の解決に重きを置く教えであると教えてくれました。 そこで現代の禅宗僧侶である南直哉さんの本を読み、なるほどと思う事が1~2割という話も書きました。

もう少し理解したいと思い宗教哲学者の山折鉄雄著、『宗教の力 日本人の心はどこに行くのか』を読み始めました。

著者は博識の人で、この本のタイトルである日本人の心の大本を分析するためいろいろな事象を時間を超えて紹介しています。 その中で特に面白いが表題の俳句の評価です。 芭蕉を目の敵にした臨済宗の有名な僧侶『仙涯さん』という方が江戸中期に活躍されたことが書かれています。 仙涯さんは俳句を作り、絵を描く人で、当時表題の俳句が秀逸であるとの評価に疑問を持ったそうです。

仙涯さんの絵に蛙が多く書かれていたそうです。 その絵の上に『座禅して人が仏になるならば』と書いてあるそうです。 蛙はいつも座していて、禅宗が座禅により成仏できるなら蛙はいつも座しているから仏になるという意味か、いやそうではないと山折れ鉄雄さんは言っています。

仙涯さんのパロディは『古池や芭蕉飛びこむ水の音』というものです。 芭蕉は僧侶のようないでたちで全国行脚し、問われれば『半分僧侶、半分俗人』と答えた記録があり、末期においてこつじき(托鉢)をしながら旅をしようとしていたようです。 仙涯さんがパロディめいた俳句を作ったのは芭蕉が仏教思想に影響を受けていたので、座禅を組んだ蛙が池に飛びこむより本人が飛びこんだ方が意味ある俳句であると著者は確信をもって解説しています。

表題の俳句の評価を集めた著者は高浜虚子さんのたわいもない評価を引き合いに出して、わびさびだけで評価すればたわいもない俳句であるとし、宗教学として奥深い俳句で、それを仙涯さんだけが見抜いたとしています。

パロディ俳句はびっくりでしたが、一番面白いのは宗教哲学者なる人が日本人の心を語るのに日本宗教=仏教徒八百万の神から分析する中でこのように面白い例示を上げて解説していることです。

山折さんは私より22歳年上ですから現在88歳、その柔軟な視点や分析に敬服いたしました。 少し思い込みが強いようにも思えますが、膨大な知識と教養が裏打ちされ、そうかと思ってしまいました。

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読書の勧め

 以前勤めていた先輩から年賀状が届き、一人暮らしをしているとのことで何があったのかと電話すると奥様が病没されたとのことでした。

私より一回り年上で78歳、お互いその様な年回りになってきたのかと思いました。 この人は昔から小説を乱読する人で、売れていない作家の作品を紹介してくれました。 まだ芽が出ていない作家を見出すのが趣味で、ジャンルを問わず紹介してくれます。 そして一冊読んでその後売れ出すとほとんどその作家の作品を読まなくなります。

私はお気に入りの作家を見つけるとその作家の作品をすべて読みたくなる方で、2回読むこともあり読んだ冊数ではその人より多いのですが、読んだ作家の数で言えばはるかに少ないです。 私の読書対象としての関心は面白いか、もう一度読みたいかにあります。 従って特定の作家にはまるのは食わず嫌いになると最近反省しています。 とは言え読書スタイルはそう変えられるものではありません。 最近ではチャンバラ小説にはまり、しかも佐伯泰英氏に集中しています。 しかしチャンバラ小説のジャンルで展開をみました。

先程の先輩が別れ際に紹介してくれたのは近藤史恵氏、佐藤多佳子氏、駅伝や自転車レースの話らしいですがネットで調べる限りあまり有名ではありません。 私は大阪市立図書館で本を借りて読みますが、ネット検索が可能で最近指標にしているのは蔵書数と発刊後に借りている人がいるかどうかです。

蔵書数が多いのは人気があるためで、売れている作品は蔵書数が30冊に及ぶことがあります。 蔵書数が多いにもかかわらず発刊後数年経過すると誰も借りていない作品は一過性のものとして読書対象から外す場合があります。 古典落語と同様面白いものは何時までも面白いという考えです。

世間で注目されない作品(例えば蔵書が一冊でいつ検索しても誰も借りていない作品)を何度も読み返したりすることはほぼありません。 経営に関わる本や学術書の類にそのようなものがありますが、小説とは異なります。 小説に限定すればやはりよく読まれている作品を読んでみるのが楽しいです。

前出の近藤史恵氏、佐藤多佳子氏はそういう意味で一作品の蔵書数が多く、刊行後もよく貸出されていました。 それでもウィキペデアの日本女性作家に登場しませんでした。

私は人に小説を読むことを薦めることはしなくなりました。 仕事が趣味と言えるくらい没入したり、毎週山登りなどアウトドアスポーツをしたり、オートバイで一人でツーリングしたり、親しい友人と酒席で話をしたり、そして読書をしたり映画見たり、楽しいことをいろいろしてきましたが読書は楽しみの大きなものでした。

何々のためになる等と考えずに楽しく思います。 少なくともTVゲームより楽しいと感じました。 今やTVゲームが小説や映画を凌駕するエンターテイメントの地位を築いています。 TVゲームの製作にかかる費用は小説家の印税収入をはるかに上回っていると想像されるのでゲームが面白いと思う人が多いのは当たり前だと思います。 すでにあるのかどうか知りませんがゲームの世界で芥川賞や直木賞のような評価基準が確立し洗練されれば芸術性やドラマ性の高い作品が生まれるかもしれません。

もちろん勝ち負けの問題ではありませんが、それでも今後100年程度は小説は根絶やしにされないと思います。 いまだに話芸としての古典落語が演じられているように。

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チャンバラ小説の凄み

 チャンバラ小説を読むことは何度か書きました。 チャンバラ小説は最終的には刀を振り回して事を決するわけですから鉄器の製作が始まった時代からになるでしょうが、小説として厚みのあるのは江戸時代でしょうか。

武士階級が1600年に関ケ原の戦いで戦争を終結させ、封建時代の安定期である江戸時代が約260年も続きましたが、経済としてこの間大きなイノベーションがなく、生産力の画期的な進展が見られなかったことが安定の大きな理由といえます。

世の中の安定期に話題になることの一つがしきたり、ルールでしょうか。 現代社会でその地位が比較的安定している職種でいえば医者、上級職の公務員などで、彼らの世界には独特のルールが存在すると思われます。 あるMR(医薬メーカーの営業)の人と話をしていて、医局(医師のいる部屋)に入るときに目的のドクに向かう通り方に決まりがあると聞いて驚いたことがあります。 権限と医師会という政治団体で守られた地位は不動でその上に胡坐をかく輩の行為行動は目に余るものがあります。

薬局に処方箋を持ってきたが医師が調剤が遅いなどと喚き散らします。 その態度はチャンバラ小説に出てくるアンダーグラウンドの浪人と同じ、浪人は地位も権力を守る医師会御用達の弁護士も多くの報酬もありませんが刀という特権があります。

江戸期に限って小説の対象は武士階級、岡っ引きなど警察組織、経済の主役たる商人、職人としての町人(脇役が多いですが)、医師、農民、漁師です。

圧倒的に主役は武士、では現代小説で医師などが対象にならないのはあまりに話題が面白くてないこざかしい話題が多いからでしょう。

江戸期の話に戻して、今読んでいるのは佐伯泰英著の吉原裏同心シリーズです。 剣技に優れた浪人が吉原で起こる事件を解決してゆくというもので、奉行配下の公権力でなく自警団です。 したがって偉ぶることもなく、権限もなく、薄給で命を懸けて働きます。 何もない中で公権力の同心与力より成果を上げることを期待されます。 無いものに組織力や情報も含まれます。 PCもネットもない中で聞き込みと推理、情報は書き付けることなく全てが記憶です。 多くの登場人物、複雑な利害関係の中でわずかな情報を元に組み立ててゆきます。

当時PCとネット環境、携帯電話があれば我々でも同じように事件を解決できるかというとツールがかえって頭の中の組み立てを阻害したかもしれません。

チャンバラ小説の醍醐味の一つはこのように便利なツールなしで、抜群の質問力・推理力、誠実さで多くの人との信頼を得ることを武器とすることがツールで装備された現代を凌ぐことがある、無視できないことに面白みがあるのかもしれません。

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ツーリング

 チャンバラ小説を読んでいると旅をする人が出てきます。 飛脚や行商人、役人、侠客などが旅人で、移動手段は殆どが徒歩、たまに船、ごくまれに馬でしょうか。 旅ではなく近距離移動であれば駕籠、江戸における小舟になります。

移動距離は驚くほど長く、1日50㎞くらいは女性でも歩いたようです。 かつて山登りをしていたころチベットの山岳地帯に住む人の移動距離について知る機会がありましたが徒歩では40㎞程度、徒歩での移動の世界標準でしょうか?

江戸時代の旅のスタイルについて詳細はあまり書かれていません。 草鞋はどれくらいもつのか、草鞋に変わる履物はあるのか、日傘や雨具の使い方などそれほど細かく書かれていませんし、ドラマでもそれが解るシーンは少ないです。

私の趣味はオートバイで小旅行をすることで、昔で言えば徒歩ではなく馬の旅行に近いと思います。 残念ながらオートバイは処分してしまいました。 近距離の異動は私の場合車ではなく自転車を多用します。 そこで自転車でツーリングしてみようと思いました。 昔同じことを考えてツーリング用の自転車を買い、150㎞程度を1日弱で走ったことがありました。 最近は自転車に乗る頻度か少ないのと年も取ったので今住んでいる天王寺から南に向かう事にし、羽曳野市の古市を目標にしました。

久しぶりに自転車で長距離を走ったので大和川を超えるころに疲れてしまいました。 通過したのは生野区、東住吉区、平野区、馴染のあるエリアです。 大和川を南に超え、藤井寺市に入りました。

この日は成人式の日、めかした若い人たちが大勢歩いていて、都心では最近見ない振袖、男性はハットをかぶりサングラスをかけた古い映画で見たような服、袴に羽織、それも大胆な図柄のものを着た人たちです。

藤井寺、羽曳野の住宅地は細いまっすぐでない道に木造の古い家が並び年寄りが大きな声でしゃべっています。 その中に小さな川が流れ、魚が泳いでいます。 家は板塀が多く、庭があり、柑橘系の果実の生る木が植わっていて時代劇のシーンのようです。 その様な風景の中で育ったはずですが、都心のマンション暮らしが長いと違和感があります。

さらに南下し、古市近辺では特産のイチジクの畑や古墳群が見られます。 ここまで自転車の距離計は20㎞、疲れてしまい、この風景に馴染むより前に帰路につきました。

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 あけましておめでとうごさいます。 本年もよろしくお願いします。

私は年始に『今年はこんなことをやってみよう』を考えます。 主には趣味の話で、山登りをしていたころは年末年始は群馬のスキー場で過ごし、スキー三昧でした。 若くて収入が少なかったのでワゴン車で3~4泊します。 一緒に行く友人は決まっていて、夜になると二人で今年はこの山に登ろうと話します。 山スキーの友人なので始発のリフトから最終リフトまで飽きることなく滑ります。 山の中腹にある駐車場は気温が低くなり、朝は車の扉が凍り付いて開きません。 エンジンをかけ、ヒーター温もりで扉があくとトイレに駆け込みます。

山登りをやめてから二十歳の時に乗っていたオートバイに50歳を超えて再びまたがるようになり、昨年オートバイを処分しました。 最近はチャンバラ小説とアクション映画に凝りはじめましたが、二日に一冊のペースで読み、1年で150冊ほど読むと飽きてきました。 アクション映画は毎日一本、こちらも数十本で飽きてきました。 人はというか自分はワクワクするものがないと生きてゆけないのかと嫌になりますが、年始でもありいくつかの趣味を考えました。

月並みですが旅行です。 コストをかけないで緊張と感動の旅行をやってみたい思いました。 移動手段として安いのは高速バスでしょう。 行き先は都市部ですからバスを降りてから自転車を借りるかレンタカーで移動するか徒歩になります。

出張のない仕事をしてきましたからほとんどの地方都市は行っていません。 バイクに乗っていたころは一人のツーリングで近畿、四国は行きましたが泊りであってもツーリングはバイクが基本はなので市内を散策したことがありません。

チャンバラ小説を読んでいると多くの地方都市が出てきます。 作家のなじみの地域があり、九州の大名のことをよく書く人、東北の人、江戸のことを書く人は多くいます。

九州在住の侍が江戸屋敷から呼ばれ徒歩で江戸まで行ったり、大阪の侍が京都に日帰り出張したり、当時の徒歩の移動について驚かされます。

同じ体験をすれば達成感もありますが、今住んでいる天王寺から京都まで片道でも行く自信はありません。 知らない年に行くだけでなく何らかの冒険心をくすぐるものを考えないと今年一年は稔りのないものになります。 今年は旅行を企画するたびに何でわくわくするか調べ尽くす日々になりそうです。

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キャンプファイヤー夜話

57歳の友人二人と丹後半島にキャンプ、ツーリングに行きました。 二人はキャンプが趣味で、宿泊を伴うツーリングはキャンプで行くことが多いのですが、私は宿に泊まります。 今回は二人に合わせることにしました。

二人は250ccのオフ車に山のように荷物を積んできました。 夜の食事は焼肉、海沿いの有料キャンプ場に到着するとタープテントを張り、食事用のテーブルが出てきて、耐熱性の金網の上でキャンプファイヤーをします。 そのための薪や焼き肉用の炭火コンロ、炭着火用具等キャンプ道具がこれでもかと出てきます。

私は海岸まで行って薪を拾いに行きました。 薪などいくらでも落ちていてわざわざ持ってくる必要はなかったのですが、薪が大量に確保できたのでキャンプファイヤーは寝るまで盛大に燃やせました。 焼肉をつつきながらビールを傾け、出てくる話は今の職場の事、二人はあと数年で定年退職、再雇用の保証は全くありません。 私はすでに隠居の身、将来の話になりました。

定年になったら三人で田舎暮らししないか?と投げかけると二人はそれはよいプラン、参加したいとのこと、仲が良くても一緒に暮らす上ではプライバシーの確保が必要だから個室がそれぞれあること、暮らしていく上でのルールを決めること、キャンプファイヤーの炎を囲んでの話なので薪ストーブがよい、海岸に流木が多いなら可能である。 畑を借りて野菜を自給したいなど様々の意見が出ました。

突拍子もない話題は実現するのではないかと思います。 二人がよいならこれからバイクのツーリングは候補地探しを目的にしようという事でまとまりました。

さて残りの人生のゴールデンタイムはどうなることか、久しぶりの不安と期待にワクワクしました。

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能登半島ツーリング弐

写真は宿泊した『能登漁火ユースホステル』の窓から撮影した海の夜景です。 穏やかな海に月が出て、幻想的な風景が宿の部屋から見る事が出来ます。 これが日本海かと思うほど静かで、夜半漁船が出漁してゆきます。

海と宿の建物と5メートルほどしか離れておらず、覗き見た海の透明度は高く小魚がたくさん泳いでいます。 沿岸は入り組み、どこも漁港となっています。 翌朝隣の漁港まで散歩に行きましたが、水深4~5mの底まで見えて、空き瓶や空き缶などが全く沈んでいません。

30cmくらいの魚が泳いでいるのを見ていたら男性から話しかけられました。 朝から魚を捕りに来ている人らしいですが、底に見えていた魚は石鯛だそうです。 まだ小ぶりで、簡単に釣れるそうです。 ちなみにその人は推定の岩にいた蛸を3匹捕まえてこれから魚を探しに行くそうです。

その人と別れ、港の岸壁に沿って歩いていると岸壁から10mほど離れたところに60~70㎝の魚が悠然と泳いでいました。 魚影は濃いようで、港を囲む防波堤には多くの人が釣りを楽しんでいました。

朝の漁港は釣り人以外に人影はなく、静かです。 以前田舎に暮らしたいと思ったことがありますが、もし今後そうすることになれば有力候補の一つで、趣味は魚釣りと自転車のツーリング、スキンダイビングでしょうか。 漁船と漁業権を買い、漁師のまねをするのも面白いかもしれません。

宿に戻り、予定より遅れた朝食を食べて同宿の人がキリコ祭りに三番出かけた時の様子など聞かせてもらっていると気温がぐんぐん上がってきました。 帰りは岐阜県の板取川に沿った県道を走ろろうと思っていましたが、走り出すと暑くてバテそうだったので11時ころ板取川は断念し、高速に乗って昼食も抜きで走りに走って夕方帰阪しました。 やはり能登は大変遠いところと実感しました。

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能登半島ツーリング

代表退任のご褒美として長期ツーリングを考えましたが、予定がいっぱいで細切れツーリングになりました。 とりあえず1泊2日で行ける範囲を探し、久しぶりに能登半島に決め、ゆっくり気楽に行こうと思いました。

能登漁火ユースホステルに電話すると宿泊可能、宿を予約してからルート検索をカーナビで行いました。 有料道路優先で400㎞ほど、『結構遠い』と思いましたがいつものいい加減さで適当に行くことにしました。

当日朝5時半にスタート、第二京阪門真ICまで下道を走り、小椋ジャンクションで京滋バイパス 、草津ジャンクションで北陸自動車道、90㎞/hで走行しているとほとんどすべての車に追いぬかれます。 それはそれでストレス、ゆっくり走りたいので敦賀ICで降りて越前海岸の海沿いを走り金津ICから再び北陸自動車道、金沢東ICで降りて能登自動車道(無料自動車専用道路で70㎞/h制限)に乗り、半島を北上しました。

写真は段々田んぼで有名な千枚田です。 黄色く映っているのが稲穂ですが、棚田と棚田の間隔が広く、しかも水田に思えません。(つまりは陸稲ではないか?) 景観を維持するため、多くのボランティアが農作業に協力しているようです。

半島を走っていて気が付いたことはコンビニが極端に少ない事(我々バイクツーリストはコーヒーが飲め、トイレが借りれる休憩所のイメージ)、車が少ない事、道路にごみが落ちいないことでした。 結構家がたくさんあるのですが、コンビニの営業が成り立つほど人口密度は高くないのでしょう。 ゴミが少ないのは観光客が少ないから、ちょうどキリコ祭というビックイベントの最中でしたが、これを目指して県外から来られる観光客は大変少ないようです。

無事宿泊所に到着したとき走行距離は520㎞、64歳の身にはたいそうこたえました。

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ゴルフの不思議

私は最近ゴルフを始めました。 前にやっていたことがあったのですが、指が痛くなってやめていたのを再開し、たまたまお付き合いで回ったコースがよかったので問い合わせをしたら、ちょうどその時そのクラブが年一回の会員縁故募集若干名の受付期間で、問い合わせた人が『締め切りが迫っているので早く申し込みをしなさい』と親切に教えてくれてメンバーになりました。

そのコースは格式が高いらしく、メンバーも少なければキャディもついて、ネットからの会員外エントリーは認めていません。 したかってプレーしているのはほぼ会員か会員同伴の人です。 1日最大40組しかプレーできず、早朝プレーも8時前くらいからです。

したがって空いており、ゆったりプレーできます。 コースもよく手入れされていて、ラフの草丈も長く、グリーンもなかなか難しく設定していて私のような高齢者ビギナーには手ごわいコースです。

6月から8月は上着着用は免除されますが、それ以外は上着着用で、下に着るものは襟付きと規定されジーンズ・半パンは原則禁止です。 先日もウィークディに回ると15組のエントリー、昼食のレストランもプレー後の風呂も我々だけという貸し切り状態でした。

私は車がないので同伴の人に迎えに来てもらうかレンタカーを借りてゆきますが、ある友人はそんなコースに行くなら高級車で行かねばならないとアドバイスを受けました。 大阪から近距離のコースなのでそのうち軽自動車を買おうと思っていたのでショックでした。

20歳代でテニスを始めた時、ウェアーは白を基調にしたポロシャツに半パン、靴のラバーソールの黒いものはダメと言われました。 ラバーソールが黒いとハードコートでは靴底のゴムの跡がつくとかでなるほどと思いましたが、ウェアに関しては最近色物をとやかく言わないように思います。

ゴルフの話に戻って、細かいマナーの話は多くグリーン上で走ってはいけないとか、ホールに入ったボールをとるときはしゃがんで取るのは格好が悪いとか、とにかくうるさいのですが慣れた人にとっては安心のルール、守れるような人でないと見知らぬ人とプレーできないという事でしょうか。

このようなしきたりは会社などの組織でも多く見られ、仲間意識を高める効果があるのかもしれません。 保守的な組織では顕著で、宗教団体とか警察とか国家公務員とかの組織は皆そうでしょう。

逆に米国IT企業のように創造性を働かさねばならない組織ではネクタイをしている人はいなくてTシャツにジーンズでテラスでノートパソコンを開いて仕事をしているのを見かけます。 仕事の連携は進捗管理で行われ仲間意識があるのかないのかよくわかりません。 想像するに何十年もそこで働く人はまれで、個々人のキャラが尊重されるのでしょう。

ちなみに私が会員となったクラブは高齢者が多く、保守的という言葉がぴったりくる感じです。

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