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石の上にも三年

天王寺区のお地蔵様

私が新卒で就職活動をしていた時、気持ちは一生の誇りをもてる仕事で、給料のよいところと思っていました。

最近の若い人の職業に対する考え方はよく判りません。 以前にこのブログでも書きましたが、大学の新卒の就職決定率は60%代後半で、3月で募集をして応募してこられる方は新卒採用の最後のチャンスです。
そして採用した人が出勤3日で来なくなりました。 電話にも出ませんし、実家通勤でご両親も本人所在について答えていただけません。 3日働いて何がわかってどう思ったのか知る由もありませんが、まあ3年ぐらいは勤めてみようという感覚は全くありません。 夜中に事務所のポストに辞表が入っていたそうです。

面接では十分な時間を掛けて仕事内容も説明したのですが全く迷惑な話です。 自分の希望があれば面接で質問すればよし、と思います。 意に沿わない人が3日で辞めていくのは会社にとっては好ましいことですが、面接で時間を掛けても計り知れないものを感じました。

今日も再募集に対してハローワークから電話が掛かってきて、「御社の募集に対して希望者がこられていますが、どのような仕事ですか?」と担当官が聞いてきました。 募集要項に仕事の内容が書かれていますが、それでは判らないとのこと、こちらでは何が判らないか判らない、いったい何を知りたいのか、と問質せば「個別の営業訪問かどうか」が知りたかったらしく、説明に対し辞退されました。 ちなみに32歳の方です。

経験上このような質問をされる方は面接して採用されることはありません。 一般にはいろんな職種を短期間で渡り歩き、『自分に合う仕事をひたすら捜し求めいる人』なのでしょうが、探すべきは自分の考えの誤りではないでしょうか。

面接して厳しいことを指摘するのも気分の悪い話ですし、仕事自体はどんな仕事でも厳しいと思います。 逆に当社の営業の仕事がとりわけ厳しいとは思いませんし、楽とも思いません。

数年前に地元の保険所に用事があっていきましたら、昼休みの時間が終わっているのにいつまでたっても職員が座っておしゃべりしています。 私がカウンターで待っていてるのに、そして気がついているのに声もかけません。 そのような職場がかつては多くあったのかもしれません。 そしてそれが普通の仕事の雰囲気と思っている人がまたいるのかもしれません。

最近その保険所の前を通ったら閉鎖されていました。 社会に明確に貢献できない組織や人は社会から排除されるのを実感されましたが、制度や慣習が守っている側面はあるのでしょうね。

 

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