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成長する

採用面接で『働くうえで目標にすることは何ですか?』と聞くことがあります。 『働くことで自分が成長することです』という答えが多く返ってきます。 『あなたにとって成長とは何ですか?』と聞くと仕事においてエキスパートになること、部下をもち指導すること、昇進することなどの答えが返ってきます。

どれも正解かもしれません。 私はどこでも通用する人になることを目指すように言ってきました。 会社は未来永劫存続できるわけでもなく、もし会社が倒産したり何らかの事情で退職しても次の仕事で通用するなら本人は生きてゆく上で困りません。

しかし志半ばで退職に至った人の風聞で他所で通用しているとはとても思えません。 本人は自分の評価や仕事、人間関係への不満から退職し、自分を生かす環境を求めて転職したわけですが、環境がその人を鍛え成長のきっかけを与えるかもしれませんが、成長するのは本人で環境ではありません。

他人事ではなく、私自身も成長を目指しています。 もうこの年で成長と言えば笑われるでしょうが、上手くなりたい事、身につけたいスキルはもちろんの事、健康維持が図れることも目指すという意味では努力します。 例えば筋トレ、腹直筋を鍛えます。 なんのためにと言えば腹筋が弱くなってバランスを崩さないようにとか腹回りを引き締めるとか、裸になって鏡で自分のおなかをみます。 それほど熱心にしていないので筋トレマシーンの宣伝に出てくるような腹にはなりません。 しかし一定のトレーニングが苦も無く出来たりすればそれでよしと思いますが、デジタルで現在の腹直筋は○○と表示されれば励みになるでしょう。 数値が良くなれば喜ぶ等愚かしい事ですが、目的の達成感はあります。

話は戻って成長に当てはめ、成長の目的である昇進やエキスパート等数値化出来たり客観評価できる目的が重要で、さらに目的の先の目的があります。 昇進する目的は何か、最初の昇進は仕事の難易度が上がり、達成感より苦痛が大きくなる人がいます。 昇進を目標にして昇進したものの他所で通じる成長が遅れていたため、昇進を自分の成長に生かせない場合です。

話はこんがらがってきて何が目的で手段か、一体自分は何を求めているのか訳が分からなくなり、学校の同級生と話をして自分の方が昇進していたり、給料が高かったりしたことに満足してしまいます。 成長は自己のもの、他人の給料との比較ではないのですが、成長を求めるなら成長の意味を高い次元で認識せざるを得ないし、その認識のもとに努力が必要でしょう。

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