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自殺

近年自殺者は年間3万人を越えています。
年齢別では50歳代が最も多いそうで、性別では男性71.5%、女性28.5%そうです。

自殺の原因では健康問題15867人、
その内訳はうつ病6949人、業績不振や就職失敗、生活苦などの経済・生活問題8377人となっています。

就職失敗は自殺の主要な動機と推定されますが、厚生労働省では就職支援のために「実習型雇用」という助成金制度を創設しました。
経験ない職種につく人に最大半年の十週計画を作成し、就労の促進をするもので、助成金の額としては大判振る舞いのものです。

当社で募集する営業職は半年でどうにか一人前になる職務であり、助成金制度は求人側にとって的を得たものでした。
助成金額が大きいため、制度対象の求人が殺到したのか制度適用に制限を設けるようになりました。
予算のある問題なので、予算を消化したら制度運用を中止すればよいのではと思います。 ハローワークの職員はこの質問に対して歯切れは悪いです。

しかし、工夫すればハローワークが雇用のミスマッチを減らし、雇用促進をより進めることができるような気がします。

実習型雇用のイメージが良かったのか応募が急増しました。 応募者の中には実習すれば未経験の仕事も出来るということで応募してこられますが、実習を受けて未経験業務をマスターするのは本人です。 採用側は課題を与え、勉強を促すだけです。 口をあけてまっていてもスキルアップはしません。
そのような人と思えば採用もしませんが、応募者に向上心というか必死感が希薄と思います。 それが無いと職の機会を失い、離職期間が長くなるとうつ病になり、自殺を考えたりするものです。

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