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ドラッグストアと介護業界

事業分野ごとに利益が計上しやすい分野、競争がない分野、投資が過大な分野など事業分野ごとの特徴があります。

介護分野は地域密着で地域内での競争は比較的弱く、したがって黒字化しやすいけれど大きな利益が望めないのが特徴かと思います。

かつてドラッグストアを見学したり、調査したことがありましたが、売価の管理が煩雑で商品アイテム数が多く、在庫管理も煩雑で、売上対比の利益率が低い業界だと思いました。

本日の日本経済新聞に『ドラッグストア 介護施設との併設相次ぐ』と出ていました。 ドラッグストアは中規模面積の店舗ですが、通所介護施設を併設する店舗が出てきているそうです。
ドラッグストア業界は薬事法改正で競争が激しくなっており、今後の主要顧客に見込まれる高齢者と親和性の高いサービスを手掛けることで、顧客の囲い込みにつなげているそうです。

ディサービスも介護ビジネスの中では比較的安定して収益を稼げるメニューかなと思いますが、それでも大手資本の参入が少ないことを考えれば業界全体の利益率はさほどでもないのかと思います。

ドラック自体が低収益の事業である為参入に動いたのかと想像します。 事業分野ごとの利益率などは経済の国際化で平均化するものと思われますが、地域密着の事業はローカル経済である為、国際化による平準化の波は被り難いと思われます。

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