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使命

 カタカナ言葉が多い経営の話題で、使命はミッションと呼ばれることが多いと思います。 使命はミッションに比べ文学的で非学術的な言葉と言う意味でここでは使いますが、基本的にミッションと変わりません。

ある部署のミッションが新規事業開発であった場合、他の役割を企画したとします。 『それは新規事業創設に関わることですか?』、『今までやれていなかったことで必要なことをやろうとしています。 新規事業に直接かかわりません。』という企画が通ったとします。 私見としてこんな使命をないがしろにする会社は遠からず倒産の憂き目にあうと思います。 なぜなら使命は絶対だからです。

会社組織は使命の集合体です。 使命というベクトルを合わせなければ継続も成長もありません。 会社を示すのに売り上げも従業員数も利益も大事ですが、それらは過去の結果にすぎません。 今後の方向、つまりはビジョンも絵に描いた餅である場合が多く、ビジョンに基づく使命の集合は何をしようとしているのか具体的であり、ビジョンが実現するかどうか一目でわかるものです。

使命の困難さから使命をかすったことでお茶を濁す場合があります。 そもそも使命が実現不可能であることが解れば報告すればよく、報告・相談なくかすったことでお茶を濁すのは私が最も嫌う逃げです。

そういう人を見抜く方法はその人が過去行った仕事で不都合が発見された時に明確になります。 まずしまったと思い、徹底して黙っています。

人は過去の成功体験から抜け出しにくく、大きな成功を収めた人は環境変化について行けない場合が多いです。

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