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目覚まし時計

入社1年ちょっとの営業職員がいつも遅くまで残業し、実績が低迷しています。 なぜ熱心にやっているのに実績が上がらないのか不思議なのですが、ここの職員の実績は店長の管轄、言いたくても言わない姿勢を貫いてきました。

それを糺せば店長に責任が無くなってしまうダブルスタンダードになるからです。

その職員が私の出席する実績報告会議で始業時間ぎりぎりにやってきました。 毎晩遅くまで残業しているのですから朝ぎりぎりは解るのですが、印象は悪いです。

そこで考え、店長の責任を犯すことなくこの職員の生活習慣を変えて成績を上げる方法を思いつきました。 目覚まし時計をプレゼントすることです。 みなの前で「目覚まし時計をプレゼントするよ」といいました。 これで朝早く起きられると考えたでしょうが、「これで早く帰れるだろう、目覚ましが鳴ったたら早く帰れ」といいました。

仕事が早いか遅いかは別にして、仕事のやり方として時間のエンドを切られると達成率は高くなるし、計画性が出てくるように思います。 例えばソフトウェアの開発など納期が厳格に決められているので厳しいスケジュール管理、進捗管理を行っています。 いちどその管理手法で共同の業務をこなしたことがありましたが、恐ろしいプレッシャーでした。 はじめにスケジュールを決める時、仕事を作業に落とし込み、ここの作業工数を見積もります。 ここがポイントで、作業工数の見積もりが管理者によって一方的に決められるといじめの世界になります。

同じような例で、刑務所の受刑者の話がありました。 終身刑の受刑者は収監から開放されることは無いですから独房の中で時間が止まった生活を送るそうです。

一方死刑囚は死刑が確定しており、法務大臣が死刑執行所に印をついた数日後、執行されるそうです。 それがいつかは全くわからず、法務大臣が就任中に全く死刑執行をしない場合もあるそうで、死刑囚にとって予定できることはいずれ執行される死刑ということだけです。

死刑囚は予定できない限られた時間内に何か仕上げようとする人がかなりいるそうです。 般若心教の写経千枚を目標にした人は出来るだけ早く写経しようと思います。

仕事に置き換えてみると、眼前の仕事を今夜中に残業して仕上げようとする人の残業時間のエンドはありません。 一方○時に事務所を出なければならないならその時間までに残っている仕事のこれだけと予定を立てます。 当然仕事は仕上げなくちゃならないので翌朝、早く出社して仕事をこなす事になります。

当初は予定内に仕事をこなせないかもしれませんが、なれてくればこの方が計画性や集中が図れると思います。

私は朝型人間、5時半にはおきて本を読んだりします。 最近は早朝に何かやることが流行っていますが、時間の区切りから言えば効率的かなと思います。 勿論人によっは夜型がぴったりくる仕事や性格の人もおられるようですが。

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