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補聴器

補聴器のあるメーカーを見学に行ってきました。 カスタム品を製造するメーカーで、値段も随分高いものです。 なぜそんなに高いのか、という疑問を持ち続けていました。

補聴器は小さなマイクとスピーカー、それにアンプから構成されています。 そのミクロの電子部品を耳の穴の形に合わせたプラスチックのケースに入れて完成となります。

カスタム品は耳の穴の形をとり、それから実際の補聴器の外側を製作します。 手仕事の製作工程でそれが補聴器を高価なものとしている原因と考えていました。 しかしその部分のコストは小さく、中野電子部品=ワンチップのアンプが高いそうです。

LSIに詳しい人に聞くと大きさにこだわらなければ1個何円のものもありますが、小さく製造するには相当効果になるようです。

確かにパソコンに入っているCPUはどんなに耳の穴が大きくても収まらないものです。 耳にはめ込むタイプは小さくするために高価になりますが本体がそこそこの大きさのものでポケットに入れるタイプは相当安くなります。

デリケートな機器で音を出す以上電子部材は密閉状態ではないので水に落とすと故障するようです。 補聴器が普及しないのは値段、メンテナンスいろいろな要件があるようで、上手く解決すれば大きなマーケットとなりそうです。

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