監査役BLOG

カテゴリ

採用

[採用]

ハローワークの活用

 介護の事業は介護機器のレンタルと用品販売及び住宅改修です。 住宅改修は大変手間で習熟が必要です。 その一方で利益率は低い、クレームは多い、書類作成の手間が多いなど営業はあまりやりたがりません。
 天王寺の店長から住宅改修の先任者を採用したい、建築士2級か施工管理技士2級を持つ人材の採用を要請されました。 介護の営業職はハローワークの求人表に『福祉用具専門相談員』の職種名で出しますので、必要免許欄に資格名を書いて出しました。
 見事に応募はありません。
 ハローワークには応募者が自分のキャリアを登録するシステムがあります。 資格名を入れて検索しますと、大阪府の登録であわせて5名、比較的高齢の方が多かったです。
 そこで職種名に高齢者の住環境整備を目的としたリフォームのプラン立案、施工管理としましたら翌日2名の応募がありました。
 民間の人材紹介会社がハローワークをこき下ろそうが最強の就職斡旋機関です。 ただシステムに問題があるのか、この不況下募集しても応募が無いはずがありません。
 ハローワークを通じて採用するにはいろいろコツがあり、窓口職員はその方法について的を得たアドバイスをしてくれません。
 例えば法律は求人に際し指定された理由に該当しなければ年齢制限を設けることはできません。
 今回の場合、高齢者介護の住宅改修に特化したものなので、一般に経験をつんだ人は少なく、年齢条件は付与できます。
 企業側として年齢にこだわるつもりは無く、当社で経験上高年齢の人はうまく定着しないため、年齢条件をつけています。 窓口のアドバイスは応募が無ければ年齢条件を外したらどうかというものでした。 それでは事業が成り立たない、何も知らないハローワークの職員に会社をつぶされてはたまらない。 まったく大きなお世話はやります。
 ハローワークに行く機会があれば周囲の職員を見渡してみてください。 いろいろなコーナーがあり、彫像のごとく何もせずに座っている人が何人かいます。 そういう人にも高い賃金が税金から支払われ、定時を過ぎれはさっさと帰ります。
 厚労省は雇用環境改善のために大きなお世話を法律立案を通じて行いますが、自ら襟を正すべきで、ハローワークに監視カメラをつけ、彫像タイプの職員はすぐにクビにするとか。
 まあ、厚労省から見れば大きなお世話ですね。
 以前人材銀行(ハローワークの兄弟会社みたいなもの)に求人に行きましたら厚労省から出向してきている職員が対応しました。
 薬剤師の募集で年齢条件60歳としたら、「定年65歳ですからその年齢条件は不当です」と仰る。 調剤薬局は薬局ごとに来る処方箋の内容が異なり、棚位置も異なり、おまけにジェネリックの推進により棚数は2倍に、ちなみに当社は2500アイテム、常識的に60歳を超えた人が入職されたら何時間違われるかと思います。
 「面接で本人の年齢から当社の業務耐えられなければお断りすればよいわけですね」というと、「そんなことをするならもうここにくるな!」、若造の厚労省職員は高飛車に言い放ちます。
 人材銀行は何時行っても空いており、あまり斡旋できているように思えません。 まあそんな若造がでかい面をするのなら、納税者としては独立採算制を提案します。 せめて厚労省出向職員の給与だけでもいいですが、いかがでしょうか?
 これも大きなお世話ですね。 というわけで最近人材銀行に入っていません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る