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貿易赤字

本日の日本経済新聞社説に「貿易赤字が日本に促す改革」で、2011年度の貿易赤字が東日本大震災や原子力発電所の事故が重なり、輸出の減少と輸入の増加が重なった結果としています。

いずれ貿易黒字に戻るとの予測が多い中で、製造業が海外移転して由紀出芽構造的に伸びにくいのは間違い無いと結論を出しています。

さらに製造業の活性化の難しい点は原子力発電の継続性からエネルギーコストの増加を挙げています。 原発事故後、各国の電気料金の単価が開示されていますが、日本はかなり高くなっています。 多くの政治家や評論家が気づいている産業活性化の条件にはエネルギーコスト以外にもいろいろとあります。

維新の会代表の橋下大阪市長は教育を重視しています。 ゆとり教育の弊害は大学や就職関連企業の常識で、これを提唱した文部科学省の担当官僚は高給の元、天下りしたそうです。 それを支援した文部科学省に維新の会が主張する教育改革は出来ないでしょうし、教育委員会も同様と思います。

会社経営をしていて人・物・金・情報の経営要素で人は大変困難を極めています。 営業職に応募してくる人は自分の世界を作っていて、そこから出ないし出ようとも思わない、人としての成長を口にするが、そのために本も読まない、最近よく聞く言葉ですが、「勉強はしてきましたか?」、「いえ、勉強は好きではなくしてきませんでした。 しかし、好きなことなら勉強はいくらでも出来ます。 私は漫画が好きで漫画のことならいくらでも勉強できます」という具合です。

日本の漫画はいまや世界に通じる文化といわれていますが、たまたま漫画を通じてドラマを表現しているだけで、漫画を研究対象とするほど日本の産業界は漫画製作要員を必要としているのか、そもそも大学が人気のあるメディアを研究テーマとする学科を設け、日本の産業に寄与する科学を研究テーマとした学科を作らないところに問題があるように思います。

大学で研究したことはすぐに社会で役に立たないまでも、情報を集め分析し、自分の考えの下にまとめていく研究プロセスは社会で必要なスキル、経済でも法律でも経営でももっと勉強させる学科を作るべきでしょう。
趣味的な学科をたくさん作るのであればそこを卒業した人がどんな社会人になっているか追跡調査をすればよいと思います。

日本の社会は優秀な人材を求め、わざわざ社会で役に立たない人間を輩出する大学はフリーター養成所のようなものでしょう。 18歳からの数年間は大変貴重な時期、社会に貢献できる出来る人に成長すべく悶え苦しみながらの体験をお勧めします。

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