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香港

香港にある銀行の口座解約のために出張してきました。 香港の銀行と日本の銀行の違いはいくつかあります。 一つ目は口座開設にあたり、維持管理料がかかることです。 これが結構高い料金です。

当たり前のことですが、印鑑登録の制度はありません。 従ってサインオールマイティかというと口座解約にあたって本人確認のためにいろいろ聞かれます。 生年月日は何とか香港英語を早口で言われても聞き取れ、答えも簡単です。

住所も最後の地番を言えばすぐに理解してくれました。 口座開設の年月日も聞かれましたが、正確に覚えておらず、開設時の資料をもっていたので事なきを得ました。

開設した口座の預金残高により銀行の入り口が違い、大口預金の場合は日本語対応もしてくれます。 私の場合少額預金であったので混雑し、早口で用件を聞かれます。 並んでいるのは意゛すれ国籍が判別できない人たち、一体何語かと思うような発音の英語で、大声でまくしたてる人が殆どです。 皆さん、アグレッシブです。

さて無事に解約ができて円で清算し、滞在費として香港ドルに両替するため薄暗い古いビルに行きました。 アラブ系の人が入り口にも中の通路にもたむろしているちょっと不気味な雑居ビルで、その店の一つで香港ドルに換えました。 何でも香港で一番両替手数利用が安いそうです。

後でそのビルを散策しましたが、中東の食堂、要はハラルを出す店とか菓子屋とかが並んでいます。 菓子はちょっと食べる気がしないものでした。 日本で慣れ親しんだスイーツに比べ、見栄えは悪いものです。

多くの店がシャッターを下ろしていたり、貸家の紙が貼ってあったり、かつては中東の人でにぎわったビルなのでしょうが、奥の方は照明も消えていて人通りがありません。 一番奥にある裏口から出るととても長い幅50cm程度の路地が続いています。

大通りに出て歩いているとアラブ系と思しき男性から『にせもの、時計、要らないか』と日本語で声をかけられます。 ブロックことに1~2名、どうして私が日本人と解るのか、彼らの人種識別に舌を巻きます。 そもそも周囲の人を見て人種を当てることなど私には不可能で、靴を履いているとか(殆どの人が半ズボンにサンダル)、顔つきなどで判断するのでしょうが、いちいち断るのも面倒になってわからないふりをしていました。 しかし日本人以外には見てくれなかったでしょう。

香港の交通手段は高速鉄道、地下鉄、二階建てのバスと路面電車、フェリーそれにタクシー、イコカのようなカードがあり、オクトパスというのですが、保証金を出してカードにチャージするとタクシー以外の運賃支払いはカードをリーダーかざして使うことができます。 バスは本数が多く、料金が一番割安です。 路面電車と違って冷房されていて(滞在時、昼間の気温は35℃、湿度80%程度)、二階建ての二階最前列に乗るとビルから張り出した看板に当たりそうで迫力があります。

バスの時刻表はなく、10分間隔といった発車間隔が書かれているだけですが、その時間間隔でバスはやってきます。 新しいバスは停留所の表示を漢字とアルファベットで表示してくれますので安心です。

香港人で生まれ育った人は小柄で親切、陽気です。 英語をうまく話せる人は少ないように思えましたが、大抵片言は理解できます。 何度も道を聞いたりしてずいぶん親切にしていただきました。

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