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怒りの爆発

眠い顔 (39)

 車で出勤すると、借りている駐車場の前に工事車両が何台も止まっていて車庫に入れることが出来なかった。 考える間もなく怒りが爆発、クラクションを鳴らし、工事現場から出てきた職人4人、警備の者1人に怒りを直撃させていた。
 言われた方は全員黙っている、怒鳴って2分、すべての車両が車庫前から移動、それでも収まらず怒鳴り続ける、「動かしました」と職人、「迷惑かけて何じゃ、その言い草!」。
 もはやチンピラである。 もちろん近所の人は窓越しに見ている、きっと近所で評判になるだろう。 それでいい。

 工事のときに車両を止めざるを得ないのはわかりますが、荷物を降ろすなど用事が済めば近所の駐車場に移動すべきであります。 とめた職人は悪いが、そこまで怒鳴りまくった自分もどうかしていると思いました。

 最近、良識のない行為が眼に余ります。 私がバイクで車線の真ん中を走っていると、ぎりぎりをすり抜けていきます。
 横断歩道が赤信号で車線に車が走行していても平気で渡り出す歩行者がいます。
 ちょっとしたルール違反は街中で頻繁におこなわれ、危ないから文句を言うと怒鳴り返す輩もいて、大阪のモラルは死んだと思うときがあります。

 このようなときに思い出すエピソードが2つあります。
1.ある暴力団幹部が、マスコミから「組を解散しないのですか?」と質問したとき、「我々がいなくなれば治安が悪化します、犯罪に走るであろう少年を更生し、犯罪を抑止しています」
2.日本人がイギリスで雨降りの夜に車を運転していたら、交差点でないところで人が飛び出してきてひき殺してしまったそうです。 すぐに警察に連絡し、事故状況を報告すると開放されたそうです。

 暴力団の話は主張に正当性があっても、組織の存続を社会が認める論拠とならないように思います。
 イギリスの話はヨーロッパ人と日本人のルールに対する認識の違いが明確に現れています。 ただし、相当古い話で、現在でも同じかは解りません。 
 このエピソードは組織運営やルールの運用において考えさせられます。

 会社の方針、風土、ルールに合わず貢献できない職員を退職させれば不当解雇となりますが、会社に貢献できなければ失職するという恐怖感は働き続ける上で必ず必要です。 むしろ人は失敗の恐怖を求めていると思います。 私は若いときに冬山登山をしていましたが、失敗すれば死ぬかもしれない、という恐怖心から登頂を果たしたときの達成感を倍増させます。

 ことさら危険を求めているわけではなく、成功するには何らかのリスクがある、そしてリスクを回避する方法としてルールがあると思います。

 元のエピソードに戻り、暴力団の論理は巧妙に恐怖心の必要性を著しており、イギリスの交通事故はルールを守らなかった場合の自己責任のあり方を示していると思います。
  

コメント

  1. 人は日々の積み重ねで形成されるわけですから人格に自信がないとは日々を無駄にしたと言うことになります。ブログを拝見する限りそんなふうには思えませんが、しかし何に復讐するかのようなエピソードですね。私も会社の若手や同じマンションの住人に対しよく失敗します・・・
    そんな時、私は自分に言い聞かせます。
    ○○し過ぎた。過ぎた時点でどんなに正義感ある行動も意味をなさない。

  2. > 人は日々の積み重ねで形成されるわけですから人格に自信がないとは日々を無駄にしたと言うことになります。ブログを拝見する限りそんなふうには思えませんが、しかし何に復讐するかのようなエピソードですね。私も会社の若手や同じマンションの住人に対しよく失敗します・・・
    そんな時、私は自分に言い聞かせます。
    ○○し過ぎた。過ぎた時点でどんなに正義感ある行動も意味をなさない。

  3.  ふつふつと湧き出す怒りは時として爆発してしまいますが、一定の範囲内なら当然と思います。 怒りの対処は普段から自分の意志を表現し、結果を生むことにあると思います。 自分の考えと違うことが行われ、自分の思い通りにことが進まないときに怒りは湧き起こると思います。 前提として思いの伝え方に問題があったのかと思います。 会社の職員や家族や友人でない第三者に対して、何か不都合があっても注意するのを躊躇い、我慢の限度を超えたとき怒鳴っていることが多いと思います。 家族や職員のような身内に対しては、何度注意しても改まらないときに怒りが爆発しています。 注意するのは教えること、教える価値のないことに怒りは容赦しないのでしょう。 「なぜ、人の話を聞かない、思えはあほか?怒、怒、怒」

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