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やっかいな自分の脳

私は最近朝に考え事をします。 朝以外の時間に考え事をすることもありますが朝が多いです。 起床時間は5時ころ、7時ころが最高に集中できます。 問題は集中できる時間が1時間程度、若いときもそんなものでした。 その間の集中力は我ながら自慢できるものですが、1時間しか続かないことは少なすぎる様に思います。

朝の時間に集中するとアイデアがすごい勢いで頭をめぐり、メモに残す前に次のアイデアが湧いてくることがあります。 そして1時間立つと何も浮かばなくなります。 頭を触ると熱くなっていて、考えていないときと温度が違います。 あまりに熱くなった時はぬれタオルで冷やさないと興奮が静まりません。 これに気づいたのはサラリーマン時代にマージャンをしていた時でした。 私にとって麻雀は遊び、多少のお金をかけていたのですが負けて小遣いを巻き上げられるのは耐え難い事です。 仕事が終わって7時ころから終電車の11時ころまで4時間の勝負、初めの1時間勝ち続け、頭がオーバーヒートしておしぼりで頭を冷やします。 まだ頭に毛が生えていたので冷やしにくかったのを覚えています。(今は頭が禿げているので効率的に冷やす事が出来ます) 1時間経過すると勝は遠ざかり、残り3時間勝ち負けなしで凌げればトータルで勝ちますが、凌げなければ僅かに負けてしまいます。

仕事で言えば勤務時間は残業なしで実働7時間、とても集中できません。 一度オーバーヒートしてしまえば思考力は極端に落ちてしまいます。 1時間集中して難問をクリアして、残余の時間は仕事をしている振りをします。 前職の仕事は継続反復作業より考えてまとめる仕事が多かったので仕事をしていない時間が圧倒的に多く、首にはならなかったものの評価が低かったのを覚えています。

ここで『考える事』の内容はどちらかというと創造的な作業です。 前職の仕事で契約書作成がありましたが、同じ売買を継続的に繰り返す契約書は決済条件など定型項目を書けば完成です。 条件さえもらえればひな形の確認もなくPCに向かって作成し、校正すれば出来上がりです。 ところが外注加工や業務提携の契約になるとリスクや責任範囲の特定、契約内容に関係する外部要因の変化など不確定要素が多く、どのように組み立てると有利か組み合わせが相当数に広がります。 このような契約書は裏紙に鉛筆で因果関係を書きなぐりながら考えをまとめてゆきますが制限時間は1時間、集中できていないときに作成した契約書は集中しているときに見直すと完全に没になります。 完成度の低い契約書を取引先に提示してそのまま締結してしまったことも多くあります。

このような集中は自分でコントロールできませんが、大変だと思ったときは集中できます。 ただし1日1時間、2時間目はあったとしても集中力が落ちています。 集中力をコントロール出来て中程度に集中、今はMAX、3時間連続などできればよいのでしょうが、そうなれば常に高いレベルで集中して長生きは出来ないでしょう。 

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