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赤目パンチ

  社員と話をしていて、まったく通じないことがあります。 よく話をしてみると「ああ、そういうことだったのですか。」と一見解った様な答えが返ってきます。 それで安心していると、やがて何も伝わっていなかったことを思い知らされます。
 相手に悪意があり、私がもっとも落胆する対応をしているのではないか?と思いたくなるような場面があります。
 例えばある人に「あなたの仕事は自ら営業にいかなくてはなりません。」、「私に営業をしろというのですか?」、すさまじい剣幕で切り返されます。
 その後多くの人が同様なことを言われ、本人もそうすべきと気がつきながらやはり営業に行きません。
 忍耐に忍耐を重ね、「あなたの仕事は自ら営業を行うことも含まれています。業務の範囲、つまり何をなすべきか、何が優先かは自分で決めてしまえることではありません。会社の事業方針に沿い、自分の業務の意味が解れば何をすべきか、何が優先すべき事項が自ずと解るはずで、ずれているときに私が修正する役割と思います。」という意味のことを伝え、「解りました。そのようにします。私の理解が足りませんでした。」と回答があっても営業に行きません。
 本人は「私は営業に行かない」と決めているのです。

 どこの会社でもよくある話で、指示されたとおりせざるを得ない仕組みを作れた会社はうまく行き、作れていない組織は同じ繰り返しをします。
 つまりやるべきことをしなかった人は成長がなく、自分が大事と思っていることをせっせとして、「忙しい」を連発しています。
 日本の労働基準法はこのような人を解雇できないようにしています。 そのために企業の成長が阻害されるだけでなく、その配下の社員も成長しません。
 だからそのような場面では気迫を込めて怒ります。 人は怒りに多大なエネルギーを使います。 私は本気でいかったときは1日何もできません。
                              「俺の1日を返せ!」   

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