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社員第一主義

 

先日ケアマネージャーの採用が決まりました。 その方は当社の現職ケアマネージャーと知り合いで、知り合いがいつも楽しそうにしているので『良い職場』と思われたらしいです。
会社として、採用担当としてうれしい評価でした。 『お客様第一主義』、『お客様は神様』という考え方は今でも多いと思います。 またそういう視点は大切と思います。

しかし経営をしていて思うのは職員が生き生き見えたり、楽しそうに働いていたりするのが一番、いわば『社員第一主義』が大事と思っています。

私にとってお客様を大切にする姿勢は薬局で毎朝掃除をすることです。 当社の薬局の掃除は長い間杜撰でした。 OTC商品はうっすら埃をかぶり、売れ残っている商品の外装フィルムは不透明になっていて、買う人は気が悪いだろうと思いました。 勿論プロとして商品の説明能力も重要です。
しかし薬局に来て薬を求める時に床がざらついていたら少なくとも私はいやになります。

しかし薬局の床を掃除するのはお客様の為だけではありません。 働く者が清潔な環境で働けば仕事もきちっとする様になるだろうと期待しているからです。 汚い環境で仕事をすれば薬を間違う可能性も高まるだろうと思っています。

店の前も箒で掃きます。 店の前が信号で、そこでタバコのポイ捨てが多く、吸殻がたまっています。 一般的日本人が『タバコのポイ捨ては良くない』という程度の倫理観を持つようになりました。 30年ぐらいの東映のアクション映画を観ているとタバコを吸うシーンが多く、屋外であれば悪役も主役もみんなタバコをポイ捨てしています。

この店の前の吸殻を放置すると路上喫煙者はみんなここでタバコを捨てても罪悪感を感じないポイントになります。 そこで掃除を続けますが、吸殻の数は減ります。 日本人のというか人の倫理観なんて相対的なもので、人に言われて初めてそのふりをしている程度と思います。
だから公共広告機構やJTの喫煙マナーの広告が一定の価値を持つと思います。

ふりは大切で、かつて私がサラリーマンに嫌気が差していたとき、「サラリーマンのふりをすればよい」とアドバイスを受けました。 残念ながらそのふりはつづかなかって今がありますが、ふりが定着していれば私もサラリーマンを続けていたと思います。

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