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人の移動

 

今日の日本経済新聞に各都道府県の転入・転出人口が出ていました。  2008年、2009年共に転入が転出を上回ったのは埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、2009年に転出超となったのは沖縄県だけです。
関西圏は概ね転出超が続いています。 人の移動は職を求めてのことで、全国的に求人が減る中で移動そのものも減少しているらしいです。
それゆえ過疎地では一貫して人口が減少しています。 人口の移動が求人数であるならそのうちさまよえる日本人が生まれるかもしれません。

求人数だけで言えば大阪府などは多いはずですし、当社も求人を出しているにもかかわらず応募が少ないです。 雇用条件も人の移動で大きな要素と思いますが、介護分野の賃金を関東と関西で比較した時に大差がありません。
物価の安い大阪のほうが実質賃金が高いと思うのですが。

国際間の人の移動については外国人労働者数562,818人です。 留学に来た学生がそのまま居つくケースが多いそうで、中国人が44%を占めるそうです。
日本の雇用条件や暮らしやすさが海外より良好であれば日本の人口は移住者により増加するでしょう。
おそらく日本の平均賃金、特に大企業は高く、海外から優秀な人が流入すれば日本人の高賃金の雇用機会は減少します。
国全体では人口が増加し、国力が増します。 一方で日本人の平均賃金は減少していくでしょう。 なぜなら世界の賃金を平均すればまだまだ日本は高いと思います。

前に務めていた会社でまったく役に立たないおじさんが年収1千万円弱に腹を立て、「なぜ俺の給料はこんなに安い」と怒っていました。
その人の会社貢献で言えばせいぜい年収100万円程度でしょうか。 日本は早く賃金制度を変更し、労働基準法を改正して解雇制限を撤廃し、出入国管理法を改正して日本国籍取得を容易にして人口を増加させ、教育制度を改革して百科事典みたいな知識詰め込みおりこうさんを高賃金職から引きずりおろさないと国が亡びるように思います。

薬局を経営していると薬剤師を雇用します。 知識偏重の職種で、この種のおりこうさんが幅を利かせています。 勿論、その中には薬剤師として優秀な人も沢山おられますが、辞典が白衣を着ているような人も沢山います。

薬学部の教育のあり方を変える必要があると思います。

外国人が活躍してよくなった分野は沢山あり、相撲や野球などスポーツの分野では顕著です。 薬局でもアフリカ系黒人やインド人が、ヘルパーは東南アジアの人が、ビジネスでは中国人やユダヤ人が活躍する国になっていけばと私は願っています。

なぜならそのほうが実力主義化徹底し、同属間の虐めの問題などなくなってしまう、人をいじめている暇があったら勉強するようになると思います。 勿論弊害もあるでしょうが、多様性を受け入れる文化、価値観を国レベルで浸透させれば日本は世界で特出した住みたい国になると思います。

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