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大阪大学の学長が対談し、「今の若い人は何をしたいかを考え、社会で何をすべきかを考えない」という発言がありました。

個人と社会の関係で J.F.ケネディの言葉で「社会が何をしてくれたではなく、社会に対して何ができるか」(正確ではないですが)という言葉があります。

自分に振り返ってどちらの考え方も意識した事があまりありませんでした。 なんとなく就職し、なんとなく働き、転職し今日に至っています。

しかし最近はいろいろ考えるようになり、V.E.フランクルの言葉に感銘を受けました。
氏はウィーン生まれのオーストリア人で、第二次世界大戦中にドイツのアウシュビッツ強制収容所に収容され、逆境の中で生きる意味を見つめ、希望を捨てずに苦難を克服した人です。
解放後は精神医学・心理利学者として活躍され、1997年になくなられました。

著書を何冊かチャレンジしましたが難解で理解にほど遠いものでした。
しかし彼の言葉は心を打ち、以下幾つか紹介します。

「人生は結果の責任まで人間に要求したりしない」
日々経営に携わる中で、結果=業績が振るわず自分を責める日々が続いた時に救われた一言でした。

「人生に期待するのは間違っている。人生のほうが私たちに期待しているのだ」
今の自分の人生は自ら切り開いたというより成り行きに任せたと思います。 もっと自分らしい人生があったのではと悩んだ時に”自分に期待する自分の人生がある”と気づいた一言でした。 その後主体的に活動できるようになりました。

「幸福は結果であり目的とするものではない」
殆んど休みなく働いていた時に自分の趣味に費やす時間がなくてうんざりした時、休みなく働ける自分そのものが幸福であることを知りました。

フランクルは多くの言葉を残しましたが、それにより多くの精神疾患に悩む人の心を救ったと著書に記されています。 自分を含め、フランクルの言葉に救われた人は多く、これからも多くの人を救っていくと思います。

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