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今朝の日本経済新聞1面連載の「企業強さの条件『第2部サムスンに追いつけ5』」という記事を読みました。
最近弱電、特に家電企業の業績低迷と韓国家電メーカーであるサムスンの躍進ぶりは毎日記事になっています。
記事の中からキーワードになることを拾い出してみました。
1・『達成感を求めて働く社員の意欲の高さ』
2・『もっと結果を出す働きが必要だ』
3・『中小企業のような一体感が必要だ』
4・『物事がなかなか決まらない。不要な根回しなどに時間を奪われている』
企業活動として考えた場合、当社でも達成感を感じない社員はいます。 達成感を持つ社員との違いは単純に今の仕事にやる気があるかどうか、やるとはらくくりできているかどうかで、例えば就活で辛酸を嘗めた人は採用された仕事を全うしようという気迫があります。
このような人は仕事が得意かどうかは別にして仕事を懸命に行います。 そうで無い人は仕事にまつわる作業をこなします。

次に結果が出ます。 営業なら売上、営業がさほど得意でなくても1年も懸命に行えば営業員の中で上位にランクされます。 この人は営業が得意な人に比べ苦労した分達成感があり、さらに懸命に仕事をします。
作業だけこなし、要領の良い人は一定の成果を上げますが、成長がありませんので達成感も無く、結果的に評価されません。

2番目の「結果を出す働き」は1番目と同じで仕事を意識する人は仕事の結果、営業であれば売上を意識します。 いくら売上を計上したとかです。 作業を意識する人は作業の結果、時間の経過とかを意識します。 何軒営業訪問したとかです。 つまり目的意識が違います。

3番目の一体感も同じで、仕事の目的はここの売上、店の売上、店の効率、地域のシェアなど関係する人が多く、考慮する話題があります。 つまり一人で働いていません。
作業を意識する人は自分の作業だけに集中します。 作業のもつ意味に関心が乏しく、せいぜい今日は15件訪問できたということに喜びがあります。

4番目のなかなか決まらないというのは経営者や管理職の問題で、伸びている企業、伸びている部署は意思決定が早く、失敗が多いです。

国会の審議などを見ていてものらりくらりが多く、かつて小泉首相は決断速さ、ぶれの無さ、歯切れの良い答弁などが評価されました。 昨日書いた「みのもんたの朝ズバッ』も善悪に色分けする分かりやすさが評価されているそうです。
この辺りも判断者のはらくくりの問題と思います。

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