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J D サリンジャー氏

私は小説を読むのが好きで、年間50冊ぐらいを読みます。 お気に入りの作家が多く、50冊のうち数冊は今まで読んでいない作家を試してみます。

二度と読まない、もう1冊だけ試してみよう、作品のすべてを読もう、の3分類を行います。

最近サリンジャー氏の『ライ麦畑でつかまえて』が何度も話題になったので、野崎孝氏の翻訳本を読み始めました。

半分読んだところで急いで読まねばならない本が出てきたのでほってあります。
ホールデンというアメリカ人高校生の煮え切らない主人公が放校処分を受けて実家に帰るところで止まっています。

何がしたいのか、何を考えているのか分からない主人公が読者に向かって語りかける中で、他の登場人物との遣り取りが会話を含めてしたためられています。

サリンジャー氏は1月27日に逝去されたそうで、ニューハンプシャー州コーニッシュという寒村に住み、長女が生まれると山奥の小屋に家族をほって一人で50年間隠れ住んだそうです。

新聞に出ている笑顔の写真はありきたりの白人に見えるのですが。 インタビューした人はサリンジャー氏の話の末尾に「・・・・or something」をやたらにつけたそうです。 訳せば「てゆ~か」、はっきりしないのです。

面接で私より30歳くらい年下の人と話をすると質問に対する答えの語尾があいまいになる人に多くあたります。
「~~的です」、「~と思いますが」、何かニュアンスの違いを伝えたいのか、考えたことも無い質問だったのか、答えたくないのか、しかしそんなに非現実的なことを質問しているわけではありません。
会社で働けば仕事で「てゆ~か」は許されません。 判断が求められます。 面接も文学の世界でなくビジネスの世界の入り口ですから、あいまいや無責任は許されません。

しかし『ライ麦畑でつかまえて』の続きを読むかどうかは私自身煮え切らないところです。

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