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ローソンの農業参入

飲食業が安全な農産物の確保のために農業への参入が相次ぐ中、コンビニ大手のローソンが農業に進出するようです。 減農薬野菜の栽培を手がけてローソンストア100で販売するようです。

目的は消費者の安心・安全志向に応えるというものです。 当面は白菜など6品目にとどまるようです。

コンビにでは初めてですが、小売業ではセブン&アイホールディング、イオンが既に参入しているそうですが、農産物の販売ルートを持っている小売業では自らの商品を製造するという意味になります。

最近何年か農業が脚光を浴びましたが、農地の減少に伴う自給率の減少や中国産農産物の安全性などが原因の一端だと思います。

正確には覚えていないですが、遠隔地の農産物を消費地まで運ぶことで伊勢品価格に占める搬送費が何割か占めることになり、製品価格を押し上げています。

いわゆる地産地消の考え方で、原油が値上がりすると野菜の値段が変わり、長距離輸送に耐えるよう完熟していない農産物を消費させられるのは納得のいかないものがあります。

多くの産業分野が東京もしくは周辺県に集中する動きと逆行するように思います。 日本の産業構造や人口分布をほぼ東京一極集中で考えるなら地産地消との妥協点は関東に全人口を集中させ、周辺県で殆んどの製品製造を行えば広い意味で地産地消になるでしょう。

当面人口増や経済規模の拡大が望まれないのなら関東以外の地区は環境保全をはかり、米作を行う一方で観光立地を模索すべきかもしれません。

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