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しぼむ「中流」というタイトルで、所得階層別世帯数の増減が日本経済新聞の記事になっていました。
中流とは年収どれくらいの所得層かと例示された階層を見ると、650~1500万円になっています。世帯所得なので1500万円と言っても3人の勤労者が居る世帯では平均500万円ということになります。

例示された階層は2~3割減少しているそうです。当然国内需要が減少し企業は海外に活路を開くことになります。

企業別の3月末決算数値が公表される中で大きく利益を出している企業が目立ちます。販売先の主軸を海外マーケットにおいている企業が快調かというとそうでもありません。高業績に支えられて投資や採用で改善が見られるかというとあまり改善していないようです。

しかし海外市場に軸足をおこうとする企業が出てきており、取締役過半数が外国人という会社も出てきました。

業績の良い日本板硝子は英ピルキントンという会社を買収し、国際化に向かおうとしたのですが、プロパー役員は海外進出に弱く、米科学大手の役員を社長にし、役員の過半数を外国人が占めるようになったそうです。

我々が働くようになった30年前ぐらいから総合商社でも海外勤務は嫌われるようになってきていました。帰国した時に良いポストにつけないことが主たる理由でした。

最近も海外勤務の人気がなく、日本企業で海外進出を目指すところは外国人が支配するようになるかもしれません。

当社は地域密着、国内マーケット向きで海外進出は話題になりにくいですが、可能なら海外に展開すべき事業も取り込み、外国人を雇用して国際化を図って行ければと思います。

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