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薬局セミナーⅡ
日曜日は三宮で開催された薬局セミナーに行ってきました。 前回ブログに書いた基礎編、前回は応用編と順番が逆でした。 ある卸が1店もしくは地域で数店の薬局を経営している経営者を対象に囲い込みすべく、経営の活性化を目的にしたものです。 せっかく囲い込んでも取引が拡大しないのであれば意味が無いですから。
第一部の講師は一般に専門誌に書いてあるマーケットの状況を解説し、ほとんどおきてられなかったです。 二部はハーゲンダッツのアイスクリームを国際ブランドに仕立て上げたクリエイターで前回の話の詳細をしてくれました。
当社が営んでいる薬局や介護ショップは基本的に地域密着で、当社の理念と同じ事をコンセプトにされていました。 そのコピーライトが優れていて『人の近くに、いることの大事さ』です。「に、」の点が微妙に引っかかりますが、プロの仕事ですね。
続いて『制度依存を捨てて地域をとり込めるか? 地域社会に日常性を構築しなければ存在していけない』となっている。
これもさすがプロ、最後に
『正解は常に消費者視点、待ちの経営の終わりの始まり』でくくられている。
前半はアップルのジョブズそのもの、後段は松藤民輔著によるベストセラー『世界バブル経済終わりの始まり』のパクリである。
講師のもってきたノートパソコンは勿論マッキントッシュ、Ⅰ部の講師はデルのノートパソコン、使っているものが違う。
その中で気になる解説が一つ、フランチャイズビジネスの限界は『売れるものだけあればいい』、つまりフランチャイジーは『収益性の確保』を優先することで、わが介護事業の本部であるパナソニック電工もそういう視点で見れば、典型的なフランチャイズ事業を行っており、自らそうしていることに気づいていない。
介護事業において全国ネットや広域営業を行っている事業者が苦戦しているように思われる。(財務諸表を開示しないので内容はわからない営業の現場で当りが弱くなっている) これら事業者は人の近くにいないで収益性の確保を優先している。
われわれにもチャンスはあり、方針さえ誤らなければ生き残れる。 そしてFC本部は遅すぎた方針変更を行うか事業譲渡しか道は残されないようになる。
なぜなら大企業は顧客接点が小さく、意思決定権者がサラリーマンであるからである。 介護保険のサービス事業が右肩上がりであればパナソニック電工のビジネスモデルもうまく行ったのであろうけれど。