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薬局

当社は調剤薬局を1店経営しています。 薬局は関連法規や厚生労働省の担当部局により厳格に運用基準が定められ、いわゆる制度ビジネスです。

たとえは薬局でよく見られる給茶機(紙コップを置いてボタンを押すとお茶が出る機械)を設置して患者さんにお茶のサービスをしてもかまいません。

しかしコーヒーをサービスするのはだめです。 調剤室の出入り口は原則1箇所しか認められません。

調剤することの報酬は決められていて2年に一回変わり、それにより薬局の利益はかなり変化します。 仕入れる薬剤に消費税が課税され、患者さんに売る?売価は決められていて消費税は非課税です。

店舗数は53000店といわれているそうです。 ちなみにコンビニエンスストアは43270店だそうです。

薬局の機能をさまざまの視点で考えて見るとおもしろいことが見えてきます。 商品在庫点数で言えば当社でも2000種を超えており、そもそも在庫がなければ販売できませんので倉庫業の側面があります。

疾患の治療は手術する場合などを除いて薬で対応する場合が多く、病気を治す医療機関としての側面もあります。
その関連で患者さんの質問に答え、服薬の注意(副作用や一緒に食べてはいけないものなど)をするという意味でサービス業、薬剤を仕入れて販売するから販売業という側面があります。

日本標準産業分類の細分類では香粧品販売業で化粧品店のように聞こえます。 経営していても事業の性格が見えにくいです。

最近は『かかりつけ薬局』なる名称が流行り、薬のことなら何でも相談できるところを目指すように制度の修正が行われています。

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