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電線

大震災の被害で影響の大きいものに電力供給があります。
素人目には東京周辺まで計画停電を行うことや早くも夏の電力需要を賄えない話題が出ています。

福島にある原子力発電所をはじめ多くの発電所が罹災し、その復旧は夏を越えて長引くからなのでしょう。

友人に電気工事技師がいて、この辺の事情を聞いてみました。 友人は発電所などの工事をしたことが無く、質問には答えてもらえませんでしたが、「罹災した地域の電線は使い物にならない」と言っていました。 電線は地震で強く引っ張られたりすると再使用できないそうです。

今電気工事の部品は欠品が相次ぎ、関西でも工事できない状況ですが、電線を作り直して架け替えるとなると大変な作業になると素人ながらも想像しました。

地震の災害復旧は道路など輸送路の確保、次いで電気、ガス、水道のライフライン復旧、そして建物と続いていくのでしょうが、どれ一つとっても大変なことだと想像しました。

都心ではオール電化が進んでおり、ライフラインの中で電気の比重は大きいと思います。 関東に宅急便を送った人がいて、翌日に到着の連絡があったそうです。
不足しているガソリン・灯油はタンクローリーをフル回転して供給体制が整っているようです。 水は水道が復旧するまで自衛隊などが給水してくれるでしょう。
しかし電気は自衛隊でも運べません。 発電能力が決定的に低下すれば電車はおろか信号もつかず、経済機能は完全に麻痺してしまいます。

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