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最後に残る者

工業製品で従来の製品に比べて革新的な商品が出ると従来の製品が瞬く間に市場から消える現象が続いているように思います。

ちょっと前ならパソコンのOSのウィンドウズ、最近ならハイブリッド車のプリウス、スマートフォンなどです。

流通ではどうかと言いますと家電ではヤマダ電機、ビッグカメラ、コンビにではセブンイレブン等が1社独占ではないにしろ寡占状態になっています。

我々がうごめく高齢者介護のマーケットではガリバー企業がありません。 想像する理由は幾つかあります。 誰でも立上げ出来る事業である、労働集約型ービス業で差別化がそこで働く人質に掛かっていたり、地域密着であったり、新しいビジネスモデルの横展開に阻害要因があったり、情報の波及が地域に限定されたりと想像します。

しかしマーケットはいずれ寡占から独占に向っていくと思われます。 同じような業界を考えた場合、ホテル業界と高齢者施設の業界や当社の営む貸与事業であればレンタル業界などです。 勢力図がよく変わる業界ではないでしょうか。

私は介護ビジネスは当社の貸与事業であってもあまり大きくすると問題があるのではと、直感ではありますが懸念を持っていました。

一方で寡占から独占に向う業界と同じ現象が出てきています。 と言うより、規模拡大の方向に押し出されている格好です。 従業員が何千人もいる貸与事業者は想像もできませんでしたが、いずれ其の時期が来ると思いました。

ドラッカーがマネジメントで『既に発生していながら、その経済的な衝撃が現れていない変化が、イノベーションの機会となる』と語っています。
未来はマーケットの随所で現れているのでしょう。 経営者はそれを見あまった時に死刑を宣告されると思います。

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