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パナソニック

パナソニックは三洋電機の買収やパナソニック電工の実質敵名吸収で巨大化し、リストラも進められています。 このようなM&Aは最終的には企業体質の強化に尽きると思われますが、最近の話題は人的リストラ、TV事業部の縮小などが続いています。

今回のリストラ策は35万人いる従業員を1万人減らすもの、その対策費が5千億円と報道されていますので桁外れの荒業です。

極端な円高は偶発的なのでしょうが、個人的には永続するものでは無いと思います。 パナソニックが過去に本格的なリストラしたのは先代の中村邦夫社長の時だと思いますが、輸出企業が為替リスクを想定したり、世界での生産戦略を考えるのは当然として、想定外であったということでしょうか。 この言葉は東北の震災で何度も使われましたが、日本電産の永守氏がバンコクの洪水対策として「これを機会にさらに発展を目指す」というコメントとは対照的で、永守氏は想定外かどうかは別にして将来に向けた戦略を加速したように思います。

日本企業のトップは企業文化の中で施策を打ち出しコメントしますが、コメントを聞いている限り環境変化に対処しているのか企業文化に対処しているのか見えるように思います。

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