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アメリカのゼロ金利

FRBのバーナンキ議長はゼロ金利続行を表明しました。

私は経済・金融について新聞の国際欄や政治欄を読んでもほとんど意味が理解できない経済・金融音痴ですが、音痴ながらに不思議なことに気づきます。

金利を下げ続けば資金は投資先を求めていろいろな投資先に向かいます。 投資先は石油、為替、株式など様々です。 私も少しだけですが米ドルを勉強のために買っています。 為替の場合、日本では証拠金取引制度(通称FX)があって証拠金の25倍まで外貨を買ったり売ったりすることが出来ます。 例えば100万円の証拠金に対して倍率25倍で運用すれば2500万円の外貨取引が可能です。

先般ギリシャなどの経済破綻からユーロが1割強値下がりしましたが、100万円・25倍で投資して利ザヤを稼げると250万円の為替差益を得ることが出来ました。 手数料はユーロのようなメジャー通貨では非常に低く、1ユーロあたり数銭といったところです。

最近までFXは大変人気があり、FXで取引される為替の金額は日額数兆円に及びます。 東北の震災直後、円の下落を予想した人が円高にぶれて赤字を出し、FX投資を控えるようになり、直近は取引高は低迷しているようです。

話はそれましたが、オバマ大統領はバーナンキの金融政策に呼応して一般教書演説で『雇用』を連呼したそうです。 日本では野田総理が消費税増税を打ち出しました。 しかし日本の議論も産業振興と税収増による国債負担軽減の板ばさみで増税と言う選択になったのでしょう。

私には同じような経済状況で緊急度から政策優先度が異なっているだけと思いました。 日本でも『雇用』は重要で優先度の高い課題でしょう。 一方で雇用のミスマッチや生活保護との関係から最低賃金が上げられ、低賃金での雇用が困難になってきています。

会計事務所で税理士業務の補助をする職員をほぼ最低賃金で募集し、70人が応募したそうです。 当社は営業職を月給20万円で募集しても誰も応募ありません。
この状況を思うと人材紹介業はこれから工夫次第で社会に貢献し、儲かるのではないかと思いました。

論旨に一貫性がなく申し訳ございません。 今回は時間切れでした。

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