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ハローワーク

ハローワークにいる職員は厚生労働省の役人と契約社員で雇われた人たちです。 ハローワークが国家公務員で運営されている意味の一つに「国家が無料の職業紹介所を開設する」という条約に基づくものがあります。 無料であれば国が直接経営しなくとも民間委託で運営費を国費とすれば良いわけで、かつて民営化実験が行われたことがあり、ハローワークの勝利に終わったそうです。

民営化実験そのものが上手く機能しなかったという議論もあり、また民営化の代表として参画したリクルートが不正を行ったなど民営化実験で民間のレベルが露呈する格好になったそうです。

ハローワークでは企業の求人に沿って応募者を紹介すると紹介状が発行され、選考が行われると求人側の企業は採否を紹介状に記載して返信します。 これはハローワークにとってどれだけ社会貢献しているか、つまりどれだけ応募者を就職させたかのデータ作りだと思います。

当社に対する応募者の紹介で採否の報告がなかった案件の問い合わせがありました。 当社ではハローワーク経由で紹介があった応募者の選考を行った場合、必ず採否の回答を行っています。 しかし紹介された応募者が面接に来なければ回答できません。

ハローワークの職員は当社に電話してきて、採否につき回答の電話をするように伝言があり、電話をすると大変横柄な態度で、しかも散々待たされて「〇〇さんの採否はどうだった?」 と高飛車に聞いてきました。 「そもそも当社は面接し紹介状があれば必ず採否について返信している、先日もあるハローワークから問い合わせがきたので同様の回答をし、迷惑なのでいちいち問い合わせしないでくれ」といったら「どこのハローワークだ?」、「そんなことよりそもそも紹介状を出してかなりの割合で面接に来ないことの対策を立てるべきではないか」、「履歴書を送付するときに応募者が紹介状を入れ忘れたのだろう」「当社は書類選考をしない」、この時点で頭にきて、「自分の業務のために何でそこまで上から目線でものを言う、そもそも面接に来ないものの追跡調査をやれというのか」怒鳴ったとたん「ちょっとまってくれ」で電話が保留となりました。

また電話がかかってきて今度は低姿勢で「電話が切れたようですね」、「違う、切ったんだ。何で文句を言っている最中に保留にするのか、失礼ではないか、君らはどういう接遇を学んだ」、「上司と替わろうとしたんです」、「バカやろう、二度と電話してくるな」で終わりました。

いろいろな理由で国家公務員が直接民間と接する業務を行わなければならないのでしょうが、過去にも何度かありましたが時代劇に出てくるお奉行さまのような対応が多く、頭が固く、機転が利かず、聞いたことに答えるより知っていること、言わなければならないことを繰り返す、そのつど゜それは質問の答えになっていない、質問はこうだ」を繰り返さなければならない。 おそらく厚生労働省というエリート集団の中でハローワーク勤務というのは希望しないポジションで、配属された職員が腐っているのではと思う一方、厚生労働省自体が組織体制として制度疲労を起こしているのでは感じる事件でした。

中小企業にとって良い人材の確保は存続にかかわる問題で、好ましい人材を採用するか好ましからざる人材を採用するかでその人の会社に対する利益貢献は10倍を超えます。 採用側はそれこそ会社の存亡をかけて採用面接に望み、当社では代表の私が2時間程度かけて面接を行います。

一方応募者は自分の知識、経験、技量を生かせる職場か人生をかけて面接に望み、そういう真摯な応募者もたくさんいる中で、間に立ったハローワークの職員が「お前ら、ただで紹介してやっているんだ、役所の言うとおりにしろ」という態度で望まれると『厚労省はその職員を指名解雇しろ!』といいたくなります。

たいそうな法律で国家公務員はその身分と高い報酬が保障されています。 阻止し組織が消滅することがないのが公務員ですから、そこにとんでもない人間の存在を許すことになります。 ここに紹介したハローワークの職員は同じようなことをしてきて組織内で注意を受けなかったのでしょう。 身分保障がなければそんな態度に出ることはないでしょうね。

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