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以前サラリーマンをしていました。 私の仲人をしてくれた出世頭の総務部長が健康食品の取り扱いを始めました。 もう30年近く前の話で、公表しても良いのかと思いますが、化学品の専門商社で総務部長がすっぽんの冷凍粉末を健康食品として売り出すのは驚きでした。

総務部長の知人の不動産業者が自宅の庭の池ですっぽんの養殖を始めたのがきっかけです。 私は総務課に所属していたので定款変更の必要性について調査依頼が来たのが最初の関わりでした。

司法書士に当社の定款の目的事項にすっぽんの冷凍粉砕した健康食品が該当するか、司法書士の第一声は「すっぽんは亀でっか?」という質問でした。 当時の定款記載の取扱商品に魚介類、両生類、食品がありましたが亀かどうか、亀の類だったらどうかということすら答えられず、とりあえず調べることにしました。

現在のようにネット検索はありません。 つてを頼って水産学部の大学院卒に電話して聞きました。 すっぽんは爬虫類との回答、結局定款はそのままになりました。

今度は販売についていろいろ問い合わせがあり、健康食品なら通販ということで通販会社を調べて見ました。 当時の通販会社はどこも利益を上げておらず、私も通販を手がける会社に聞き取りに行くと「いくらの仕切りか」とだけ質問され、この手の商品販売は地道で自社主導で無いと成果が上がらないのかと思いました。 その後、この商品についての取り扱いは中止になりました。

最近、ニッセンというカタログ販売の会社に面談に行きました。 ネット販売もしていますが相変わらずカタログ販売中心です。 カラー刷りの厚手のカタログを無償配布しており、そのコストは数十億円になるとか、その顧客リストにカタログや注文品輪配送するときにニッセン取り扱い品以外のチラシを同梱するビジネスに関心がありました。 そこで実際にニッセンの会員になりカッターシャツ1枚を注文して同根のチラシを入手しました。

ニッセンの取扱商品は衣類、それもほとんどが女性用で、最近では家具の一部を取り扱っておられます。 カッターシャツに同梱されたチラシはニッセン以外の婦人肌着、化粧品などでした。 男性会員、しかも58歳の私にこのチラシは意味無いなと思いましたが、そんなに細かく同梱チラシを区分けしていないのかもしれません。

チラシに健康食品が無いのも不思議な感じがしました。 不特定多数に配布する広告物は比較的購買密度の薄い商材かと思っていましたが、一概にそうでもないようです。

購入したカッターシャツは安くも高くも無く値段相当と思いました。 社員に通販の利用について聞きましたら、ほとんどの人が利用していて購入品や理由も重量物だから、安いから、便利だからなど様々です。 商品の選択肢も多く、これから益々利用が進むと思います。

当社で取り扱う処方箋調剤や介護用品もいずれはネットショップになるだろうと思いますし、介護用品はすでに存在するそうです。 まだ返品が多く、主流となっていないですが。

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