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社長の年収

上場企業の取締役で2011年度の年間報酬が1億円以上となった人は33人、前年と同数で意外に少ないと感じました。 一番多かった人はマクドナルドの原田氏、3億1700万円だそうです。 これも意外で、企業規模が大きく、成長分野の企業がほかにあり、そういった企業の社長ならもっと多くの報酬があるのではと思ったからです。

私の移動手段は自転車が基本ですが、天王寺の街中で数千万円する高級車が走っているのにかなりの頻度でお目にかかります。 もし3千万円以上の高級車に乗っている人がいたらその人の年収は3千万円以上ということになります。 個人の所得税を考えれば年収を車にすべてつぎ込んでも5千万円以上の年収が無ければ買えない車にお目にかかります。

利益の出ている会社はこの不況下でもたくさんあり、会社の経費で車を買ったりリースすればよいわけですが、私の知っている会社の社長もベントレーの特別仕様車というのに乗っておられるようです。 ちなみに従業員数は120人くらいと聞いています。

私の知人に機械工の人がいますが、年収は低く勤めている会社の業績も芳しくありません。 しかし社長は頻繁に車を乗り換えておられるようです。 もちろん国産の車だそうですが。

日本で自分の収入で高級車を買える人がほとんどいないのかと思います。

もうひとつ不思議なことはいわゆるお金持ちの人は高級車に乗りたがる傾向です。 それがステータスともてはやされるのが不思議ですが、ほかに所有欲を満たす物が無いということでしょうか。

『車買うなんてバカじゃない』という本がかなり売れましたが、近年の若い人の価値観を調査すると車離れが進んでいることを示したものです。 当然近年の若い人も消費はするのですが、ステータスになるものなどまったく関心が無い人が多く、アイフォンは買っても軽自動車ですら買わないというもので、消費行動が他の世代と大きく変わってきていることを分析したものです。

私自身は車はあくまで移動手段と考えていますのでゴルフにいくときに自転車ではいけないからレンタカーでよいといった考え方です。 もっともステータスを考えるほど高額所得者ではありませんが。

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