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リーダーシップ

日本経済新聞のコラムにリーダーシップの3要件が記載されていました。
①将来の明確なビジョン どこに行くのか分りやすく示すこと
②ビジョンへの移行過程の基本的な詳細を明示する
③ビジョンを明確に売り込むこと
そして3要件を同時に満たすこととしています。 例示された政治家は坂本竜馬、レーガン元大統領、サッチャー元首相、民間人ではスティーブジョブズが挙げられています。

ビジョンを示してビジョンに共感させる人の数はこれらの人は国民であったり、多数の顧客であったりするわけですが、中小企業においてもこのリーダーの3要件はまったく同じと思います。

当社も70人強の従業員がいますが、①ビジョンを明確にするすらできていません。 企業の将来ビジョンは常に考えていますが、これを公表すれば②移行過程も明確にしなければならず、さらに③社内プレゼンを成功させなくてはなりません。 リリースする時期やビジョンの具体性、それが従業員数や財務指標であれば社員の頭の中に将来像が浮かんできません。

私は5ヵ年の事業計画を年初にリリースし、従業員数を約3倍の200人以下にすることを提唱しました。 従業員が200人くらいになると人事制度の拡充や福利厚生といったものが必要になってきます。 つまり管理体制の充実という意味で実務的な課題が頭をよぎります。 しかし一般従業員は誰が指示を出すのか、どんな組織で何か問題があったとき、例えば営業車が壊れたとき誰に言えばよいのか、今なら頼む先の担当者の顔が見えます。
組織になって個人の顔が見えにくくなる、さらにその先会社はどうなっていくのか、発展するのかといったことが関心事になってくるでしょう。 それはサラリーマン生活のホームドラマの一シーンのようにビジュアル化が必要で、そこに登場する人の対応如何ではすごく評価を下げられてしまいます。

つまりビジョンの共感に失敗します。 会社がどんどん変化を遂げて次にどうなるのか、社員総会で私が演台に立ち、クラフト紙の封筒から『これが今皆さんが知りたいビジョンです』と取り出すことが出来たら素晴らしいでしょうね。

 

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