監査役BLOG

カテゴリ

未分類

[未分類]

新聞雑感

今日の日本経済新聞朝刊をざっと見てびっくりしたことがあります。

一つは「法人税納付 大手銀行が再開」というものですが、不良債権処理のため長期に法人税納付がなされていなかったという事実です。
三菱東京は10年ぶり、三井住友は15年ぶり、りそなは18年ぶりだそうです。
90年半ば以降日本の民間金融機関の不良債権処理額は累計で100兆円を超えているそうです。

繰越損失は発生後7年間にわたり利益と相殺できるわけですが、過剰な税制優遇といわれながらも巨額の不良債権を償却した銀行には敬意を抱きました。 もちろん不良債権発生の原因は銀行にもあるのですが、日本全体の責任でもあり、不始末にけりをつけたことは立派と思います。

このブログでも紹介した三井住友の頭取西川義文氏の自伝「ザ ラストバンカー」にもその敬意が書かれていました。

二つ目は3ページに載っていた新刊書の紹介です。 サイバーエージェントの藤田社長と幻冬舎の見城社長の共著です。 藤田氏はまったく知りませんが幻冬舎の見城社長はこのブログでも紹介した人です。

副題は
「人は自分が期待するほど自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」
藤田社長は
「秘書にレストランを予約させるな、年賀状は出すな、ヒットしたものはすべて正しい、成功は失敗の基、会議は懐疑的、朝令暮改で行こう」
見城社長は
「人は一つの人生しか生きられない、悪名は無名に勝る、君は熱狂のまま絶望しきって死ねるか?」
二人の言葉は怖いリアリティがあり、夢に出てきそうです。

怖いもの見たさで発売たちまち10万部突破だそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る