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最近、生活保護制度が問題になっています。 日本での受給者は211万人、人口の1.6%(2005年)となっています。

その年齢別内訳の特性で半分が60歳以上となっているのは驚きです。 日本経済新聞によれば生活保護の需給率を押し上げる要因は次の通りです。

①高齢者の貧困率が高いため、高齢者比率が高まる中で需給率も高まる。
②勤労者世帯の所得低下
③家族機能の低下・貧困のリスクは単身者世帯で高い
④精神疾患の患者数増加。 患者数は96年218万人が09年に323万人となったこと。

対策として、職場環境の改善と職業訓練による就労支援を挙げています。

当社で高齢者の雇用を選択する際、多くの応募者がおられますが健康上問題ないけれども採用出来ない一番の理由は接遇マナーが水準に至らない人です。 年齢の割りに敬語・丁寧語の使い分けが出来ない人、一方的に話をし会話の成立に難のある人(自己主張の強い人)などです。
もちろん若い人にも同じ傾向は見られますが、親しい人とは話はするけどいろいろな人と話した経験が少ない人だと思います。

この接遇研修は社内でも行うのですが、研修より本人が意識すれば自然に直っていくのですが(少々おかしくても気を使っているのが解るので気にならなくなる)、気遣いが出来ないように思います。

私は高齢者単身世帯で低所得の人を対象に耕作放棄地の屯田兵制度を提唱します。 農業では屋外の作業でうつ病など精神疾患になりにくいのではと思いますし、農産物を生産できますし、耕作放棄による雑草繁茂から近隣農地への迷惑は減らせます。
高齢者で第二の人生を農業に従事することで生き甲斐になる人がいますし、健康であれば年齢に関係なく作業できます。 体を使い、頭を使うので介護を必要とする期間は減らせるでしょう。

仕組み作りに関連法規の改正や限界村落でのインフラ整備も必要ですが、理想的ではないでしょうか。

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