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まだ見ぬ職業

米デューク大教授キャッシー・デビッドソンによると今小学校に入る子供の65パーセントが現在まだ無い職業につくと考えられているそうです。 ちなみにこの教授は63歳、若い未来学者ではありません。 過去データを分析し、小学校入学前の子供が働き始めるまでに15年ほどですが、最近15年で登場した職業をピックアップして従事者数を推計するとか、今はやりのビッグデータの解析に当たる研究をされているようです。

私より3歳上のこのアメリカ人は一体何を考えているのか、ちょっと考えて見ました。 まず当社の仕事は15年前にあったか?  介護機器のレンタルや介護用品の販売は15年前の介護保険施行前でもわずかですがありました。
介護分野に限って言えばヘルパー職等も15年前からありました。 私にはなかなか新たに生まれた職を見出すことが出来ません。 また、今後15年で生まれるであろう職を想像することができません。

しかし、私が子供の頃周りに居た大人の職業は大工、左官、ブリキ職人、駄菓子屋の経営者、豆腐売り、紙芝居、綿菓子や等です。 つまりほぼなくなった職業がある以上、新たな職業があることは容易に想像できます。

ハローワークはその職業分類を何十年も前の分類で行っています。 日本の失業率は欧米に比べて低いのでしょうが、決してはハローワークが優秀だからと思いません。

どんどん減少する職業、どんどん増加する職業、まったく新しい職業、太陽光パネル設置業や風力発電建設業などは過去に無かったでしょうし、発送電分離から送電専門会社などは新たな職業かもしれません。

ハローワークが減少する職業への斡旋を進めているわけではないし、増加するであろう職業を推進もしていません。 単に求人と休職のマッチングをしているだけで、それならネットで十分ではないかと思ってしまいます。

話がそれましたが、まだ見ぬ職を想像すればとてもユニークな意見が出てくるような気がします。 結局その職業が求められている社会の課題をこなす人なのでしょう。

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