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何歳まで働くか?

当社では一番安い賃金単価は800円/時間で、これは大阪府の最低賃金です。 週休2日で働いて月給に換算すると135000円程度です。 決して高い賃金単価ではありません。

介護保険の貸与事業で、つまり介護用ベッドなどをレンタルしているお客様の使用状況を調査する仕事です。 通常60歳で定年退職した人が働き続けたいという人が応募してくる場合が多いです。

もともと大きな会社で働き、管理職であった方も来られますが、その年齢で働きたいと思われる方は働くことが好きでいらっしゃいます。 少ないながらも年金だけが収入の方にとって生活費にもなりますし、お小遣いとすれば十分な金額です。

この職種で最高齢の方は68歳ですが、自転車でご利用者宅を訪問する仕事としては何の問題もありません。 人によってはもっと過重な仕事や責任の思い仕事に対応できる方も多いように思います。

ではそもそもいくつぐらいまでこの仕事に従事できるのか、60歳で定年を迎えた方の殆どのは同様に働けるのか悩ましいところです。 就労可能の最高はと言えば本人次第ではありますが、おそらく70歳代中盤くらいまでかと思います。 60歳を越えた方の殆どか同様に働けるかといいますと健康であること、価値観として仕事が好きであること、平均的な接遇が可能な人であれば大抵可能と思います。

自分があと1ヶ月で60歳を迎えるにあたり、仕事内容や体力面では出来る仕事と思いますが、そこまで仕事が好きかと言えばもっと趣味に携わりたいと思います。 経営者の仕事は年中無休、他の職員に比べてルーティンの仕事は少なく、一見楽に見えますが当社のような零細企業でも経営責任の重圧はあります。
だから何にも縛られない生活をしばらくしたいと思ってしまいます。 しかし毎日考えることが生業であったのが何も考えない、責任も無いとなると手応えのない生活になるでしょうね。

一方でパートで入職していただいた方が取締役になっておられるケースがあります。 たまたまその方に適した職の空きがあり、お願いして取締役になっていただきましたが、自らの仕事を60歳をすぎてなお完璧にこなされています。 この方も私同様プライベートを大切にされる方ですが、仕事で頼られることは趣味に匹敵するのでしょう、最近益々仕事が冴えています。

プロゴルファーが年を取ってスコアが落ちるのは飛距離の問題ではなく集中力の問題と聞いたことがあります。我々の仕事も高い集中力や高度な判断力を求めないのであれば70歳は十分就労可能だと思います。

 

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