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失業率&新卒離職率

10月29日の日本経済新聞によると大卒の31%が3年以内に離職し、前年度より離職率が2.2%上昇したそうです。 3年前がリーマンショック直後の新卒採用が低迷した時期で、職場環境の厳しい企業にやむなく就職した新卒者が離職し、結果的に離職者が増加したと評価されています。

当社は中小零細企業、最近3年間の大卒離職者が当社の最近の採用者には含まれています。 そして優秀な人も多く、優秀な新卒離職者のおこぼれに預かっています。

大企業等新卒者に人気の企業は優秀な人材が多く集まってくるもので、そもそも当社のような中小企業には応募すらあまりありません。

そこで社員教育に力を入れ、社会能力にたけていない、つまりはまり優秀でない中途採用者を鍛え上げようとすると書いてしまうと最近入社した人から「おれたちは落ちこぼれか」と怒られそうですが、そもそも一番就職しやすい時期に人気企業に就職できなかったという意味でいま人生のリベンジをしているのでしょうと言い返したくなります。

そもそも人気企業に就職できた人はすべてではないにしても目的意識を持ち、学業に励んで社会適応力を鍛え上げてきた人で、そのこと自体を批判する意味はありません。

社員教育で社員の質が上がるわけではなく、そもそも向上心を持てるかどうか、結果的に人質が上げられるのは本人の問題です。 本人がその気にならないのなら社員教育の時間は意味がありません。

その気は本人の価値観、これは教育の問題ではなくかなりの部分は幼児期の体験が多いのではないかと思います。 親の愛情をたくさん受けて育った人であるとか親が教育熱心とかそういう環境で一意に決まらないところが不思議なところです。

そして本人の履歴書は転職だらけでもその腹括りができて活躍している人は当社でも何人もおられます。 人気企業に就職して逆に嫌気がさし、離職する人も多いわけですが、そういう人も転職をきっかけに考えを変えられるかもしれません
しかしやっぱり本人の問題で、転職などの環境変化に頼り転職を繰り返すより考える癖をつけるほうが腹括りには必要と思います。

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