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疑惑

食材偽装に始まり、クール宅急便の温度管理、JR北海道のレール幅改ざん、猪瀬知事の答弁など、最近疑惑問題が多く見受けられます。 食材のようになかなかはっきりしないこともあり、一概に善悪で切り捨てられないこともありますが、商品の差別化などを考えれば『言ったことはちゃんとやれ』ということでしょうか。

当社は介護医療で事業を営むわけですが、制度ビジネスはルールが細かグレーーゾーンは少ないように見えますが不正請求はたくさん話に聞きます。

介護は特に多いようですが、エビデンスは多く求めるもののチェックができていないということでしょうか。 普通に事業を営んでいて制度ビジネスの場合、業績上位30%程度は利益が出ているのかと想像します。 ファミリー企業が多い中で業績下位事業所は経営層の報酬を削るしか方法はありません。(合法的には)

当社もコンプライアンスには注力していますが、細部のチェックは行き届いていないかもしれません。 内部告発などでその部分が露見し、説明を求められたとき『よその事業者よりずっとましなのにこんな細かいことでとやかく言うのか』ということが頭をよぎります。 しかしルールはルール、そのような論理は通るはずもなく、ほかの面で精緻にルールを守っていても相殺されるわけではありません。
肝に銘じて誠実にルールを守るよう徹底を図るべきでしょう。

ルール外ではどうかというと、誠意の問題になってきます。 ある銀行の融資を決定し、借り換えなのでもともと借りていた金融機関に途中返済を通知してから「本部の指示により口頭約束の金利をあげる」と一方的に通知を受けました。 このような対応が金融機関に関する特別法で違法かどうかわかりません。 しかし民法で言う不法行為などにあたるのではないかと思います。 ただ口頭はエビデンスがないので証明できません。

私としては大変気分の悪い問題、『二度と取引したくない、できればつぶれてしまえ』と思いました。 その怒りを支店長にも伝えましたが、本部意向を盾に翻意はありませんでした。 上げた金利はビジネス上わずかです。 昔と違って企業が銀行に這いつくばって融資をお願いする時代はとうに過ぎているわけです。 その中で起こった事件、商売には『損して得取れ』という言葉がありますが、この融資に関しては損してもその銀行との取引をやめたいと思っています。

このように何か疑惑が取りざたされる場合はそれなりの不遜な行動が集積していたと思いますし、恩義は時間とともに薄れても怒りは時間とともに憎しみに変わるものと実感しました。

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