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日本の構造改革

和食が世界無形文化遺産になり、違和感を覚えました。 なぜ今更和食がと言うのとそもそも日本人自身がフレンチ、中華、イタリアンと和食以外の食文化になじみが大きいのではないかという点です。

海外から見て和食は日本人のものと評価が大きく違うのでしょうか。 2年ほど前に香港に行ったとき地元スーパーマーケットで日本産の野菜が高値で売られていました。

農林水産省がまとめた2014年の農林水産物輸出統計によれば前年比11%増の6,117億円だったそうです。 多いか少ないかというと大変少ない数値ですが、近年増加しているそうです。

貿易統計で日本の輸出は約74兆円、それから見れば微々たるものです。 しかし衰退産業と言われて久しい日本の一次産業は輸出産業の一角を占めるのか正念場ということでしょう。

前出の輸出6千億円強の中には真珠の輸出なども含まれています。 食品だけではないということです。

違和感でいえば「おもてなし」という言葉が流行しました。 この言葉があらわす日本のサービス業の姿勢と和食を味わうために海外からの観光客が大挙して来日し、貿易統計では旅行・輸送・サービス収支が△3兆932億円で赤字幅が減少したとのことです。

全国農協中央会の改革が60年ぶりに行われました。 約40年前に農学部で勉強していたころの農協は絶対的な存在で、農業政策や農業経済を語るに避けられない存在でしたが、政府は一歩踏み込みました。

ユネスコの文化遺産登録も日本政府が関与していますから、日本政府にも日本の文化や価値観をコントロールする秘密組織があって各省庁やマスコミのパブリシティに影響しているのではないかと訝る気持ちもあります。 もしそうなら日本人の価値観や思想信条、紛争地域への派兵など政治や国際間の課題解決に大きな力を発揮するでしょう。 やろうと思えば簡単で、内閣の特命機関に1000人程度の情報操作を行う職員がいて、ネット環境を利用して情報操作すれば原子力発電所の再稼働などはできるようになるでしょう。

日本の構造改革を進めるうえで世論の力は大きく、世論はえてして感情的に展開し、揺り戻しが行われます。 このような操作はどこの政府でも行い、現代の中国やかつてのナチスなど典型的でしょう。 比較的失敗しているように思われるのは韓国でしょうか。

構造改革推進のために障害になるのはある時は世論、ある時は国家官僚、外国の干渉などもあります。 本当に日本も国家レベルでやっているのか私は大きな問題ではなく、あるべき姿から外れた時にそれら操作にノーを突きつければよいと思います。

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