監査役BLOG

カテゴリ

社会

[社会]

電脳医師

私は中性脂肪が高く、継続治療を受けています。 定期健康診断で検査結果に異常値が出ても今まで気にしたことがなく、何回かの検査で改善してきたので、今回も気にしませんでした。

ところが会議で突然と居眠りをしたり、日中睡魔に抗しきれなくなったりして無呼吸睡眠を疑い、耳鼻咽喉科と呼吸器科を受診しました。 結果無呼吸が疑われ、レーザーで喉を焼いて広げる治療法を推奨されました。

「とんでもない、ほかに方法は?」と聞くと「痩せることです」、それなら簡単と当時体重が増えていたので早速ダイエットにかかりました。

ところが次の健康診断で中性脂肪が基準値上限の18倍を記録するに至って再び医者の所に行きました。 対策は体重を減らすこと、さらにダイエットに励み、体重を8㎏落としましたが中性脂肪の値は相変わらず高い数値です。

医者は検査結果を見ていろいろ解説してくれますが、薬と減量、運動しか解決策がないわけですから相変わらずダイエット、しかし体重は落ちなくなってきました。 減らした食事量に体がなじみ、その摂取カロリーで体重を維持できる基礎代謝になってしまったようです。

基礎代謝量を落とすべく筋トレも強化しましたが体は締まってきても体重は思わしく減りません。 どうも60歳を超えると省エネの体になるようで、挫けず無理せずダイエットと筋トレ、有酸素運動を行っています。

そうこうしているうちに3~4年が経ち、その間1ヶ月に一度処方箋を書いてもらうために医者に通いました。 医者とは親しくなりましたが、親しくなるために医者通いしているわけではないので投薬を今までの3倍にしてもらいました。

お世話になっている先生は信頼しているのですが、何も症状が出ないし運動もダイエットも行っているので薬の日数を増やしてもらいました。 健康診断の結果が判れば、病気はほぼ特定できますし、医者といえども検査結果なしで診断は下せません。

診断ソフトを作ればよいのではと思いました。 定期健康診断のデータを入力すれば注意事項と追加検査、考えられる疾病が判定されます。 そして将棋のコンピュータ対決のように毎年現職医師とコンピュータの対決を不特定の患者とその検査データで行います。 私は数年のうちにコンピュータの方が適正に診断するようになると思っています。 なぜなら医師の診断は将棋の次の一手より簡単だからです。 そうすれば医療費は何割も削減できますし、程度の低い医師、つまりは電脳医師に負けるような石を排除することができます。

そして人間医師の仕事は今まで変わってきます。 厚生労働省がそれを行わないのは医師会に対抗する力がないことです。 誰も考え付くこの方法に着手しないのは違和感を感じます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

上に戻る