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会社の居場所

昨晩は当社の社員総会、社員の9割弱が参加して幹部の業績評価や次期の方針、優秀者の表彰、新人紹介などを行います。 そのあとは立食パーティとなります。

殆どの人が見知った人同士が話をしたり、幹部に酒を注いだり、同じ部署で集まっていたりします。

中には人間関係を社内でまったくというほど作らない人がいて、さみしそうにしていたりします。 そのような人も来ていただいて何とか人間関係を作ろうとしていますから誰に話しかけても応対されます。

以前、セミナーで他社の社長が『社員に一番必要なのは自分の居場所』と言っていたのを思い出しました。 ここでの居場所は会社組織の中での自分の役割や存在価値、もしくは人間関係という意味だったと思います。

もしその人が突然いなくなっても誰も初めからいなかったように違和感を感じない人は居場所がなかったということだと思います。

当社にもそのような人がいて所在無さを醸し出していたり、誰か未知の人と話をしようとしていたりします。 もちろんその人は会社できちっと仕事をしていますが、指導的な立場ではなく、どちらかといえば指示された仕事を一人で淡々とこなす人です。

人の考え方はいろいろで孤独が良いと思っていたり、その同じ人が実は人と群れたいと心の底では思っていたり、何かドラマに出てくるような自己矛盾のシーンが垣間見られます。

ちなみに私は子供の時からオヤジに刷り込まれた「君子の交わりは淡として泡のごとし」に近いと思います。 意味は大人の付き合いは淡泊ということでしょうか。 しかし私も自己矛盾があり、べったり濃い付き合いをしたいと思いますし、そのような人間関係に好むと好まざるとにかかわらずなります。 しばらくしてその関係がうっとうしくて、気が付いたら疎遠になってしまいます。 ほとんどの場合私から疎遠になっていて、大抵全く音信不通になっています。

それが自分の冷たさと思うこともあり、また何十年もの付き合いの友人・知人の多い人を羨むときもあります。 最近は疎遠のなり方で、相手が傷つかなければそれも人間関係のあり方と思っています。
誰でも自己矛盾を抱えていて、その対処に悩みながら人生を全うしようとしているのかもしれません。 そもそもそんな自己矛盾をなくすことなどできないのですから。

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