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新聞に報道された2014年の医療費は40兆円を超えたそうです。 前年比700億円が増加、国民所得の10%を超えているとのことです。 原因は高齢化で、日本の平均寿命が延びる中で今健康年齢が話題になっています。

人生最後の10年は介護が必要になるそうで、この年数を減らすには病気にならない事、これは医療費削減につながり、健康年齢(介護が必要でない)が伸びれば介護費用の削減にもつながります。

TVの番組や健康にまつわる書籍は増加していて、それを見たり読んだりしていると健康年齢を維持することが食生活や運動、ストレッチで可能に思えてきます。

何十兆円も医療・介護に費やすならその一割でも予防に費やしてはどうかと思います。 自治体が健康診断を行って健康に対する認識を高めたり、健康体操教室を行ったりしています。

昔、TVで『納豆を食べれば〇〇に良い』と報道された翌日にスーパーの売り場から納豆が消えたことがありました。 購入されたのは健康に気を使っている人でしょう。

高齢者に特有の疾患があり、その予防のために塩分を控えるとかストレッチをするとか、ウオーキングをするとかでかなり発症率を減らすことができるようですが、食事や運動は本人の身体状況を踏まえて適切なメニューが必要なのでしょう。

『判定できないものは改善できない』という言葉がありますが、現状を知り、改善の目標を立てて日々食事に気を付け、運動を行うことでどれだけ改善できたか知ることが大切だと思います。

そのことにお金を使う、例えば介護・疾病予防保険制度を作り、検査をしてデータが改善できれば保険機構から補助金が出るとか、個人データを国が管理し、データが改善すれば所得税率が低減されるとか、思いつきとしてはよいと思うのですが、遺伝により発症する疾患もあり、一律な運用は難しいでしょう。 しかしそういう制度が設けられれば少なくとも私は健康おたくになり、最大限の減税を狙うことになると思います。

健康でいられなくなったら医療が面倒を見る、介護が必要となったら介護保険制度で介護サービスを提供する、それは先進国として素晴らしいことなのですが、食生活や生活習慣に気を付けて、医療・介護の問題を回避すれば本人の生活が豊かでいられるのは勿論ですが、所得面でメリットがある、そして仮に生活習慣病になれば自己負担割合が高くなり、高額出費となるなど予防と治療、保険料徴収と所得補填など両面の制度を充実することが一番健康を誘導することに繋がるのかと思います。

これだけ医療・介護費用が伸びている国が平均寿命を延びたことだけ評価するのは先進国とは言えません。

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