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お祭り

セレモニーがあるとひな壇があり、そこに役職の高い人がまつられます。 私も立場上社内のひな壇に座ることがあり、居心地の悪さを感じます。 どこの国でも、どのような文化であってもひな壇はあり、同じような意味合いを持つと想像します。

先般介護の従事者による懇親会があり、ひな壇に主催者が立って挨拶しても参加者の多くの人は注意を払わなかったそうです。 もともと同業者が集まって名刺交換をして懇親を深めるというものでしたが、大人数になって知り合い同士がテーブルについて楽しく過ごすようになり、新たな知己を得る場ではなくなったそうです。

親しいものの単なる遊興の場をボランティアで準備して、業界として何か意味があるのか?と思ってしまいますし、介護業界に固有の現象なのかと訝ります。

この会は業界内の懇親会というより盆踊りのようなお祭りと考えれば、盆踊りでひな壇の設置はあまり見たことがなく納得がゆきます。 盆踊りに来る人は地域の人で互いの関係は希薄です。 役割分担や上下の関係はありません。

当社でも職員の慰労会は良く行い、そこではひな壇もなく完敗と共に始まり、時間になるといくら盛り上がっていても静かに終わります。 先日も歓送迎会に呼ばれ、最初に挨拶をしました。 私が行かなければ感じが挨拶して始まり、場が盛り上がり、時間が来たら静かに終わる会だったと思います。 会社の費用で行っているから業務の一環、つまりは仕事でどんな意味を持たすかと考えてしまいます。

かつてこのような慰労の会を開催しようとしたら残業の対象かと言われました。 いった本人はエゴの強い人でしたが、私と同じく会社行事に意識が向いたようです。

介護業界の話に戻り、このお祭り騒ぎの会は年々盛り上がり参加人数が膨張しています。 介護業界は人が人にサービスを提供する業界で、人との接点のない業界ではありませんがそれでも仕事の不満や人恋しさの強い業界のように思いました。

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