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予算編成

当社は5月末が期末で、例年今頃から予算編成作業が始まります。 一般に企業では予算管理を行っておりますが、事業計画や予算を作成しない結構大きな会社があり、業績も良いと聞いたことがあります。

何のために予算を作成するのか!は基本で重要な事だと思います。 私は企業が存続してゆくことが意味を成すと思っていて、存続の有効な方策は規模拡大と信じています。 企業の存続な方策はいろいろとあり、存続を意識している企業はどのような方策で存続するのかを事業計画に纏め、数値化した予算を編成します。

予算は作成すると独り歩きし、外部環境が厳しくなって当初の事業計画が合わなくなっても執拗に追及して行けば弊害は表れます。 当初の事業計画に事業を取り巻く環境変化を織り込んでいれば優れた事業計画であり、予算と言うことになります。

1年間の事業環境予測は大変難しく、それが正確に算出されるには金利や為替の予測が不可欠でしょう。

予算に利益の総額は盛り込まれますが捉われてはだめで、狙いとするものを見失わないことが重要になってきます。 捉われないといっても最善を尽くし、環境変化に対しても目標を見失わないで最善策を尽くし、目標に近づける努力につきます。

仮に未達に終わっても原因分析や対応策を講じることで混乱は最小限に抑えられるし、まさかの事態への対応策も経験値が積み増しされ、翌年の予算はさらに精度が上がって行くと思います。

予算立案と執行は経営目標とそれに基づく戦略の具体策ですから、すべて臨機応変では業績が上がって行くとは思えません。

予算編成と実施はかかわる人に大きな負荷をかけ決して安易なものではありませんが、予算達成は予算と言う基準があればこそで、基準が無ければ今月の業績がこれこれで終わりです。

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