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オートバイ

今まで乗っていたオートバイはヤマハのセロー、乗り換えるバイクはCB400SF写真のものです。 セローは単気筒、230ccの排気量でオフロードの入門車、CB400は4気筒400ccのネイキッド、教習所で中型免許用に採用されるものでどちらも乗りやすく、たくさん販売されているものです。

最近の中型バイクの主流は二気筒で燃費の良いもの、ちなみにホンダはまだCB400SFを製造販売していますが400XやNC750(排気量750cc)は二気筒で燃費のよいマシンです。 同じ排気量で燃費を良くすれば馬力も落ちます。 二気筒と四気筒では加速感も違います。 ついでに言えば排気音も全然違います。

世の中は省エネ、時代の流れでしょうか。 ホンダは昭和の時代に合うマシン、より速く走れるバイクを作りました。 DOHC四気筒の複雑なメカニズム、水冷に変え高速走行でエンジンのオーバーヒートを抑え、低速巡航での燃費を稼ぐためV-TECという高回転域でバルブが全開する技術でさらに複雑な機構にし、時代の要請に応じようとしました。

平成に入り、10年頃ホンダは四輪車でFITを出して低燃費の技術を見せつけました。 その後ガソリン価格は上昇し軽をはじめFITは販売台数上位を占め続けました。

昭和の時代の価値観はどうだったのでしょう。 私は人生の前半昭和の時代を過ごしました。 今の中国と同じように重厚長大を良しとし、鉄鋼、造船、化学、建設などの産業分野が活況で、次に精密機器、金融、医薬などのテクニカルな産業分野が成長しました。

オートバイでも出力の高いものが人気で燃費は話題になりませんでした。 バイク雑誌では最高スピードがいくらと言うような最速競争があり、コーナーでいかに安定するかレースで強いマシンのレプリカなどが人気で、我々より上の世代は高速で走ることに価値観があり、我々から峠のレースでコーナリングを競うようになりました。

最近は20~30年前のバイクをレストアして乗る旧車会なるものが人気です。 ライダーの一人として旧車会は理解しがたい価値観です。 しかし今更燃費の悪いCB400SFに乗るのは旧車会の快感に通じるものがあるのでしょう。

もう10年もすれば二輪が乗り物として存続するか判りませんが、おそらくレシプロエンジンのものは製造していないのではと思います。 電池とモーターで走り、スクータータイプの二輪になるでしょう。 さらに20年もすればレシプロエンジンのオートバイは一般には見られず、四輪のクラシックカーに近いものとなるのではないでしょうか。 時代の要請、時代の価値観は大きな影響力を持っていることをバイクで思い知り、自分が旧人類になってしまうのではとひやりとした瞬間です。

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