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習慣化

[習慣化]

すべては準備から始まる

顔を合わすたびに『社長は今日何をしていましたか?』と聞く職員がいて誠実に答えるようにしています。 なぜ私の行動に興味を持つのかよくわかりませんが、誠実に答えれば地味な話になってしまい、また聞こうと思わないでしょう。

例えば朝5時に起きてコーヒーを立て、日経を読みます。 たいてい昨日の朝刊・夕刊、朝刊の場合は1時間以上かかるのがほとんどで、昨日の新聞がなければ今日の朝刊、なぜ時間がかかるかといえばいくつかのチェック項目をノートにまとめるからです。 日経平均株価、円ドル為替レート、10年物国債の市場利率、1カ月の銀行間金利などです。

直接損益にかかわることもあれば常識として頭に入れることもあります。

次に国内外の決算発表、東京証券取引所に上場している企業だけでも数千社ありますが四半期ごとに決算を発表していて、注目企業は記事になります。 記事内容は売上・利益の前期比、額、その理由です。 輸出関連企業であれば為替が円高に振れると売上・利益が減額されますが、同業でもその影響が大きく違い、継続してみていると経済記事のかなりが理解できるようになります。

新聞以外で朝に行うこととしては筋トレ、英会話練習があります。 自分の体力を維持するために筋トレを行いますが、英会話は頭の能力を維持するための脳トレ代わりで、苦手の英会話の修得はコストのかからない脳トレになります。

それ以外にはこのブログに書いているような感じたこと、考えたことで公表できないことをA4コピー紙に鉛筆で書きます。 私の場合鉛筆で書くことで考えがまとまりやすいと思います。

朝一番は習慣化すればよいこと、知識・体力・思考力など個人能力を鍛えることに使います。 朝一番はこのようなことが一番捗ります。 結果的に体力や英会話力が向上すればよいのですが、方法にも問題があって現状維持がせいぜいです。

これら個人能力は日々の業務をこなしてゆくための基礎なので、9時から始まる各部署のミーティングに参加後、面談、交渉は自分の基礎力を使い臨機応変に、つまりはあまり準備しないで行います。

私の思う基礎力はすべての元になるものと思っています。 野球選手が走り込みや筋トレなどの基礎トレーニングだけでよい成績は残せないでしょうが、基礎トレーニングをきちっとやっている選手は実践でもそれなりと信じています。

私のやり方は基礎トレだけに頼るもの、それで例えば交渉がうまくゆかないときは交渉のロープレを一人で紙に書いて行います。

これも基礎トレーニング、私の立場では予想外の問題の即時対処が求められたりするので個別具体的な事前準備ができない場合が多いからこのようになるのか、自分の性格としていつも目先の個別問題より全般的な能力を高めるように子供の時からしてきたからかわかりませんが、出題範囲を指定されたテストの点数はさっぱりでもいわゆる実力テストの方がよかったことを記憶しています。

やり方はいろいろ、それをできないことの言い訳にしても始まりませんが、突発的なことで時間を取られて習慣化を中断すると回復に労力がかかります。 先日急ぎの仕事に時間を取られて新聞を読んでおらず、ため込んだ新聞が10センチほどたまりました。 今朝も必死で朝刊2部、夕刊1部を読みましたが、まだ2週間分ほどたまっています。

日々の準備は意外にさしたる苦痛もなく行い、自分の強い基礎を築いているのだろうと実感しました。

準備や基礎の形成は地味な作業、習慣化し、苦痛を軽減しなければなかなか続けられません。 場当たりな事前準備より基礎力を高めて対処することが結局高い成果を生むことになるように思います。

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