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習慣化

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独り言

最近30歳前の男性職員と話す機会がありました。  朝からの行動を質問してきます。 細かい事まで聞いてきて、答えると理解できないことに対して追加の質問が出てきます。 事情聴取のようなものです。 それで理解できなければすぐにスマホで調べます。

そのこと自体は不愉快ではないのですが、私もずいぶんその人に質問しています。お互いに関心があるということでしょうか。

私もスマホは持っていますが、あまり使いません。 通話とメールのチェック、わからない漢字を辞書代わりに調べる、写真や動画の撮影程度です。

ずいぶん前からスマホをずっと見ている人が何をしているのか気になっていました。 その男性はどうやら私の人生観に関心があるらしく、スマホで百科事典のように調べています。 同年代の人に活用内容を聞くと株価のチェック、専用アプリによる情報取得などでした。 どちらも細切れ情報を取得して何かを知りたい、もしくは自分の成長につなげたいと言ったら大げさでしょうか?

この二人は親しい人の中で比較的スマホを使う人、その他の親しい人が通話、メールチェック以外でスマホを見ているシーンに出くわしません。 ちなみによく利用する方の二人は本を読みませんしTVもみていないようです。

私は本を読みTVドラマも見ることがあります。 日常生活の習慣の違う二人と決定的に違う行動パターンの一つに長時間考えることがあるかどうかがあります。 5年も考えて決めた等と言うと二人はびっくりするでしょう。 しかし二人にも5年以上結論を出さなかったことが人生でいくつかあるのではないでしょうか。

5年間頻繁に考え続けるか、課題と認識していて課題に関する有利な情報に触れた瞬間に5年前の課題が現れ、瞬間に判断するかの違いで、判断のつかない課題は塩津家にできるのでしょう。 そして幸運の女神が現れた瞬間に前髪をつかむのだと思います。

私のように5年間考え続けていたら幸運の女神が現れたときに前髪をつかみ損ねるかもしれませんし、そもそも5年間悩んでいただけかもしれません。

それでも私は自分の納得のために長期に考えることをやめませんし、それにかかわる本を読むこともやめる気はありません。 当然経験上それが優れているからです。 長考の中で考えや環境が変わり、その変化に気づきより正確に対応できるかもしれません。

大きな利害の絡む問題であっても常に考えていないと最善判断を下せないでしょうし、独り言も出てきます。 考えていることが言葉に漏れ出すほど考えているのでしょう。

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