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生き急ぎ2

プランター前

 何故生き急ぎするのか、いつも考えます。 日曜日に以前住んでいたマンションの知人とテニスをしました。 毎週土、日9時から2時間、私は最近日曜日だけおじゃましています。
 皆、仲良しでテニス半分、おしゃべり半分、私はうまい人のプレーを見て、自分のフォームやゲームの組み立てのどこに問題があるか考えています。   

 誰かに話しかけられると突っ込んだ話をしてしまいます。 仕事の問題点とか、その人の会社の景気対策とか、ゲームの合間にする話ではないですが、色々な業界の中堅が揃っていますので新聞より臨場感のある話を聞くことができます。
 そしてみんなの話に耳を傾けていると、バーゲンやレストランや映画、子供の就学・就職等自分にあまり興味のない話が多いです。 そして2時間のテニスが終わるとアクティブな人は釣りや外食や子供の付き合いなどに行かれます。
 私はテニスの後は会社で仕事に関係することで時間のかかる事をします。 テニスの仲間の会社やその人の生活は安定したシステムと平均化された価値観でまわっているように思います。
 それを作り変えるようなことはあまり考えず、多少の改善、工夫があるだけです。
 殆んどの人は勤め人か主婦で、多分保守的で、今の生活が居心地が良いのでしょう。
 私の場合、今より良い生活や人生の達成感を求める気持ちが強すぎて、色々とやってしまう、色々やっている人は沢山居ますが、やることが私の場合、違っているのだと思います。

 仕事のことだけで言えば当社は中小企業、何と言っても小さく、自らのシステムだけで安定して会社は存続しません。 中小企業だけにちょっとした改善や実験が成功すれば会社に大きく貢献できます。
 例えば調剤の薬品仕切り交渉を10年続け、やっと中堅薬局並みの仕切になりました。 そのため支払いサイトを1ヶ月短縮し、その資金を調達して最終利益の30%を積み増しできました。 大企業では考えられないことでしょうが、中小企業では可能です。

 次の仕切り交渉で同じ条件か、良くなるか、悪くなるかわかりません。 大手チェーンなら悪くなることはないでしょう。 小企業は不安定です。 では大企業にすればよいか、最近日本の大企業が低迷しています。 もちろん大変な努力はしているでしょうし、中小企業の平均よりは状態は良いと思います。
 中小企業ならではの強みを生かせば規模を大きくするより良い結果を生むだろうと思います。

 経済誌・業界雑誌で紹介される注目される中小企業は奇抜なことをやっています。 奇抜な経営者や従業員が居たからではなく、色々実験し、観察してそこに至っているようです。
 当社もそれを見つけるために実験を愚直に繰り返し、時として効率を無視したことをやっています。 経営に奇策なしといわれますが、一見奇策に見えても皆がやり出せば奇策ではなくなります。
 セブンイレブンが宅配を実験しているとか、コンビニが宅配すれば奇策に見えるでしょう。
 クロネコがはじめた手押し車での配送は驚きましたが、町工場や倉庫がクロネコの小さな物流拠点になっており、そこから自転車、手押し車が続々出てきます。 そのような配送基地がいたるところで見られます。

  大企業もやっているから中小企業はもっとやらねばと思います。

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