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病気のデパート

向かいに座っている人が咳が続き、私も咳が出るようになりました。 咳と痰とが続き、医者に行って『以前百日咳と診断された時の症状に似ているのですが』と言って薬をもらうと2週間ぐらいで咳が収まりました。

今度は背中が痛くなり、呼吸もつらくなりました。 結局何日か満足に眠られない日が続き、とうとう医者に行きました。 問診と握力、腕を伸ばしてそれを眺めて頸椎のヘルニアの可能性があるとのことですぐに脳神経外科クリニックに紹介状を書いていただきました。
同じような問診と握力測定を行い、MRIの撮影を行って第4頸椎と第五頸椎の椎間板がヘルニアを起こしていますとのこと。 コメントは『一生治りません』とのこと、神経痛を抑える薬の処方箋をもらい帰宅しました。 一生治らないのは事実としても患者としてはその言い方はないだろうと思いました。

翌日指に発疹、それが大きくなって熟してきました。 別の医師を受診するとヘルペスではとのことで、頸椎のヘルニアと同様の痛みが出るとのこと、いったいこの痛みはヘルニアなのかヘルペスなのか、薬が効いてきて背中の痛みは治まり、手首から先の痛みと発疹の傷が残りました。

元の脳神経外科にこの辺りを確認するために受診しました。 『痛みが残っているが手首から先、この痛みはヘルニアによるものですか、それともヘルペスによるものですか?』、『ヘルニアによる痛みと言い切っていない、加増診断でそこまで確定できない』、そらそうだろうけど初めにヘルニアであると断言しているのにと思いました。 その後一方的にまくしたてられたので「少し話を聞いてくれませんか?」というとやっと黙ってくれましたが一つ質問しかけると途中からかぶせて解説が続きます。 しかもため口で。

患者は医学の素人、医者が知ってるいることを全部しゃべってもらっても聞きたくもないことも多いかもしれないし、聞きたいことが話されていない可能性も高いです。 今の医学で解っていることを一方的にしゃべるのであれば機械で十分、ネットでいろいろ検索したら知りたいことはいっぱい出てきます。 ただしそれらの情報が正しいのかはわかりません。

一つ解ったことがあります。 医者は忙しい、検査をして病気を見つける、または病気を作るので余計忙しい、患者は不安になり、どんどん治療が行われる、一定の確率でミスも生まれる、そんな医療制度が一番効率的なのか私にはわかりませんが、できれば医者とのかかわりはほどほどにしないと一定の確率でとんでもない災難に見舞われることになると思いました。

以前よく見てもらっていたドクターの言葉を思い出しました。 大病院で検査したらいっぱい病気を見つけられるので気にせず、取り合わず、治療しないでください。 私の患者で治療のための手術で死んだ人がいましたよ。 それはそれで怖い話、医者が万能ではないのでそのようなことも起こるのでしょうが、できれば近づきたくありません。

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